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【考察】海外通信手段つづき

海外での通信三種の神器。むかしはノートPC、ネットカフェ、空港Wi-Fi。
いまはスマホ?スマートウォッチ?モバイルバッテリー?

特定の国を対象とした内容ではないですが、きのうに続いて海外通信手段の大枠です。迷える子羊さんの一助になれば。


<国内通信各社の国際データローミング>

前項をどうぞ!

<Wi-Fiルーターレンタル>

スマホにまだSIMロックかかりまくっていた時代、それをわざわざ解除してSIMを入れかえるという発想自体がなかったように思います。渡航用Wi-Fiルーターレンタルも当時ほどの優位性はなくなりましたが、

  • 家族や友人など複数人数がずっとかたまって使う

  • ひとりでも複数のデバイスで通信する

などであれば選択肢としてありです。現地キャリアSIMでテザリングができる担保もないですしね。ただ重たい、かさばる、充電の心配、返却の手間などデメリットのほうが多い気がします。

<現地携帯キャリアのSIM購入> 

意外とハマる沼・・・わたし②で落ちました(後述)。

落とし穴① 端末SIMロック解除は必須

業界の悪しき習慣、SIMロックと2年縛り。顧客の囲い込みには成功したんでしょうが、20年近く携帯事業者の目をふさいだ結果、日本の端末開発は世界から見事に置いてけぼりを食らいました。

2021年10月、総務省のガイドラインにより携帯電話会社はSIMロックをかけることは原則禁止となったことから最新機種であればSIMロックフリーと考えてよいと思います(確認はしたほうがいい)。
それ以前発売のSIMロック端末の場合は別途解除手続きが必要ですが、解除手数料の扱いについては各社温度差があるようです。

落とし穴② 端末のネットワーク規格

以前、通信できないSIMを買ったことがあります。
わたしのスマホがSIMの携帯事業者に割りふられた帯域幅などの電波規格に対応していないものだったためです。
とくに国内で事前購入する場合、対応端末かどうかの確認は必須です。

購入場所

台湾大哥大
  1. 現地空港カウンター:いちばん無難

  2. 羽田成田など日本国内空港のカウンター:
    現地で買うより少しお高めなのと全世界のSIMがあるわけではない

  3. 国内サイト:現地キャリアeSIMを事前購入、など。

留意点

1と3は現地空港カウンターに立ち寄りが必要です。パスポート提出後にSIMが有効化され通信が可能になります。
国内で事前購入可能なeSIMのなかには購入時にパスポート番号を申請することで空港カウンター立ち寄りが不要な場合もあるようです。

メリット

  1. SIM挿すだけ、eSIM落とすだけのかんたん設定

  2. 現地キャリアの携帯電話番号がもらえる
    SMSだけ使えればOKならデータ通信専用プランという選択肢もあり

デメリット

  1. 国によっては高価

  2. 渡航ごとに購入が必要

<海外データローミングISP>

コロナ前、SIM2FlyというタイのローミングオペレーターSIMを台湾、韓国などで数年間使いまわしていました。有効期限30日ごとに一番安いプラン(数ドル)をチャージすれば有効期限がさらに30日延び渡航ごとに繰り返し使えます。
コロナ中も1年くらいは課金してましたがそのうち忘れて終了に。いま考えればタイの携帯電話番号保持にこだわる必要もなかったと思います。

データローミングISPも仕組み的には国内通信各社の国際ローミングサービスと同じです。オペレーターはほかにも多数存在します。

メリット

  1. 安い

  2. 購入から設定、利用開始までの手軽さ

  3. パスポート不要、現地手続不要

  4. 選択肢の多さ

  5. 日本国内でも通信障害時のサブ回線として使える
    これ、意外とありだと思いませんか?
    日本向けの料金プランを購入すれば日本の提携キャリアに接続するので通信障害時に活用できそう。ちなみにSIM2Flyはソフトバンクかドコモにローミングします。

スマホにインストールしている海外オペレータのアプリ。
Ubigiは料金プランを購入すればいつでもどこでも使える状態にしています。

デメリット

  1. 選択肢が多すぎる

  2. 海外オペレーターなのでサポートは期待できない


きょうはここまで。
最後まで読んでいただきありがとうございます。

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