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モノクロの世界


いつもは明るくポジティブな私にも、ちょっと疲れちゃったな、というときがある。全力で頑張れないとき。そんなときは世界がモノクロになってしまうのだ。今日はそんな「モノクロの世界」について。



心の変化

人の相談に乗ることはよくあっても、自分のこととなると割と疎い。
ファッションのお仕事をしてきたので似合うものとかそういった外見のことには敏感なはずだけれど、内面のこととなると、非常に鈍感だ。

知らない間にストレスが溜まっていずれ爆発する、みたいな出来事が人生で何度もある。その爆発は、大きいものであれば働けなくほどのダメージを伴うものだ。身体に支障が出てきてからようやく自分のストレスに気が付くのである。

「もっと前に分かっていれば」小さいストレスレベルの段階で次々撃退していけば後に楽なのも自分だ。経験上それをとてもよく分かっているので、心の変化を見落とさないようになるべく意識して心のセルフチェックをするようにしている。

私の場合は、ストレスが溜まってくると少しずつカラーの世界が「モノクロの世界」へと変化していく。
美しい世界がそこにあるはずなのに、あったはずなのに、それに気が付けない自分になっていくのだ。何が原因か分からないけれど、自分に合わない"何か"が心を蝕んでいく。モノクロの世界へはっきりと移り変わってしまったら、カラーの世界へ戻るのは容易ではない。



モノクロの世界になる前段階

完全にモノクロの世界になってしまう前に、小さい心の変化を見落とさないことが大事だ。例を挙げてみる。

・喜怒哀楽の波が激しいタイプだが、普段ならスルーできるポイントで「怒」と「哀」が強くなる
・人の声に敏感。大きい音に耐えられなくなる
・思考がハードに動き続けるかいきなり停止して何も考えられなくなる
・思いつくことがたくさんあるのにそれを一つ一つ処理するのに手間取って頭がパンクする

などなど。この程度なら結構頻繁に起こってしまう出来事なのだけど、これらが重なり出したと言うことは、くっきりキレイなカラーの世界にはもういないのである。



カラーの世界への戻り方

そんなとき私は心が癒される行動へ走る。

・好きな音楽を爆音で聴く(他の音遮断のためイヤホン必須)
・お風呂にゆっくり浸かる
・美しいものに触れる

簡単にできるこれらが有効だ。思考がパンクしそうになるのは、圧倒的にボーッとする時間が足りていない証し。対策を実行してボーッと脳を休めると、これまで立ち止まることを忘れ、走り続けてきたことに気が付く。気が付くことさえできれば、美しいものに触れながら少しずつ穏やかな感情を取り戻し、落ち着いていけるのである。



不器用な生き方でも

心は複雑だ。
対策をとってもそんなに簡単にうまくいかないことだってある。でも何もしないよりマシだ。

誰しもストレスが溜まりピリピリしだすと人に攻撃的になりがちだが、そんなときこそ自分に目を向けたい。自分の心の内を知ることができるのは自分だけなのだから。自分の心に耳を傾け、気持ちを知ることが第一歩。

環境が整い、生活が整い、気持ちが落ち着き穏やかでいられるようになってやっと心が安定する。
生き方がとても不器用な私はストレス解消がうまい人に常々憧れているわけだけど、きっとそういう人は自然と自分の心に向き合っているのだろうな。


とりあえず、今日はゆっくりとお風呂に浸かることにしよう。



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