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泣く女の弱さと強さ


涙が溢れそうになったとき、自分で涙腺をキュッと締めるようにしてしまうクセがある。

泣かないでいいように、目から水滴が落ちていかないように、とにかく堪えてしまうのだ。

多分小学生くらいの頃にはもうそうやってきて、ほとんど人前で泣いたことがなかった。辛くても悲しくても、なぜか私は泣かないで、強くいなければいけない人間なんだと自分に言い聞かせていた。

なんでだろう?ーーー



辛いとき人前でも平気で泣く人がいる。
そんなとき涙を見せる女が弱く儚い生き物に見える。ぶりっ子とかではなくて、感情で溢れ出てしまう涙を見せる人。

これは、弱いようで、実は一番強い。"人に弱さを見せられる強さ"がある。

弱いところを人にさらけ出すなんて、誰にも知られたくない自分の弱点を自ら公にしているようで、そんなのうまくできない。弱いところがふと顔を出そうものならすぐさま強さでカバーしようとしてしまう。



大人になってからも人前で泣きじゃくることはできなくて、言ってしまえば相談事なども人にしないタイプだ。甘え下手だと人から言われたこともある。
人前で泣いた記憶があるのは親しい友人の結婚式くらいだろうか。感動の涙は見せられるのにな。

でも2、3年前から、ふと涙が溢れそうになったとき、泣かなくていいように我慢するのをやめた。…いや、やめきれてはいないけれど、やめるように努めている。

理由は、溢れでる涙をそのまま流す、それがすごく自然で、人として真の強さがある行為なのかもと分かってきたからだ。



身体は正直である。心の状態を一番正確に表してくれる。
自分の感情にものすごく疎い私は、身体の自然な動きに素直に従うことがストレス浄化に一番良いのだろうと気づいた。

心が望むままに自然体でいることで、心がすーっと軽くなる。

弱く儚い生き物は、ストレス浄化まで無意識にこなしていたのだ。やはり、強者である。


結局あまのじゃくで、両極端なことがどちらも大事な私は
頑張ろうと自分に喝を入れながらも
頑張れないときは頑張らなくてもいいんだよ、と自分にメッセージを送る。


前に進みたいときは自然に進めばいい。
動けないときは、少しその場で立ち止まればいい。

心の望むままに、自由に自然に生きたいのだ。



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