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タックスロスセリングの後のデッドキャットバウンスを狙え!価格が下がり続けたボロ株に訪れる反転局面を捉える投機的手法とは?

オミクロン懸念の一旦の後退を受けて市場は急回復しておるの!それを受けて今までタコ売られしていたハイパーグロース株も蘇りつつある。

これは1月効果が早く訪れている可能性があるとフロリダの翁もおっしゃっておったが、これはそもそも何なのか?

と疑問に思われた方もおると思う。今回はワシの整理も兼ねて、お伝えしていこうと思う。

あくまで今回の内容は季節性を伴った出来事であり、アノマリー的なものと捉えていただければと思います。

タックスロスセリングとは?

タックスロスセリング!?そんなの常識じゃわ!と思うた方も多いと思う。そのような衆はよみとばしてくれい!

今年もIPOから時間があまり経過していない株の中に一年間残念な値動きになってしまった銘柄がいくつもありました。例えば以下の銘柄などが挙げられるでしょう。

C3.ai Inc 【Ticker:AI】


Local Limited 【Ticker:DLO】

Marqeta Inc 【Ticker:MQ】

こ、これらの銘柄持ってたら、塩漬けにしてたら苦しすぎて夜も眠れないですね…..日々辛い

うむ。ここでこれらの銘柄を保有しつづけている機関投資家の気持ちになって考えてみようぞ。

今年の実現利益は100億円あるとしよう。例えば、税率が20%(※)であれば20億円の税金が発生するよの。(※)米国の投資の税が20%ではないのは承知の上

しかし、一方先ほどお伝えした銘柄で20億円の含み損を抱えておったら、その分損失確定することで利益を80億円に減らすことができるよの。そうすると税率20%と仮定すると16億円の税金に圧縮することができる。

であるなら、一旦損失を確定することが合理的な選択になるわいの!


タックスロスセリング後の急上昇が起こるのはいつ?


ということは12月一杯は厳しそうなんですか?

いや、それが近年は12月上旬つまり15日くらいを転機として反転上昇する傾向にあるんじゃ。年内で実現損を出してしまえばええからの。12月15日以降遅い銘柄じゃと1月のどこかという目安と捉えた方がええじゃろうな。

そして、損切りした後、その銘柄についての見通しが変わっていなければ再び購入するからバコッとあがっていくという形になるんじゃ!

実際タックスロスセリングは一般的な節税手法として発生するから、12月と1月のリターンが高いことが傾向としてわかっておる。(1月効果といったりするわけじゃ)

ただ、元々下落基調の銘柄の場合、別にファンダメンタルに変化があるわけでもないのでデッドキャッットバウンスとなり、その後再び下落に転じることになるから注意した方がええぞ!

反転局面が定まっていつに発生するかも分からない点は重要な点です。そもそも、いつ発生するかわかってたら全員儲かりますし、発生しないことも多々ありますからね。

そして、株価の急回復が起こって、これは転換点だ!

と息巻いて魔人ホールドしていると、その後本来の値動きに戻り利確どころか損切りとなってしまうことも多々あります。

じっちゃまの動画でも取り上げられていましたが、例えば昨年IPOのAWMLの動きなんかが象徴的ですね。

大きな値幅が取れるデッドキャットバウンスが狙える銘柄は株価が下落し続けたボロ株に多く存在しています。別にファンダメンタルが変わらないのであれば、その後に大きくまた売り込まれる可能性が十分にあることは留意しておいた方がよいでしょう。

今年はもうタックスロスセリングからのラリーが終わってしまった!?

とここまでタックスロスセリングからのデッドキャットバウンスについて説明しましたが、今年はひょっとしたらもう訪れてしまっているかもしれません。

先週の下落で既にタックスロスセリングが訪れてたとしたら、今週の急回復で既に1月効果又はデッドキャットバウンスが起こってしまっているかもしれません。

いくつか例を見てみましょう。(というか売られていたハイパーグロース銘柄全般同じ動きなのですが)

例1. DLO

例2.AFRM

例3.SKLZ

正直、これが売り込まれすぎたことによる反転上昇なのか、タックスロスセリングが早めに終わっての買い戻しなのか、その両方としてどれくらい後者が含まれているのか判断は難しいの。。

そしてデッドキャットバウンスとしても何合目なのかも当然読めぬところなんじゃよな。フロリダの翁も正直分からないとPut hands upしておったからの。

ここからは完全に憶測ですが、Wall街のトレーダー達はBloombergのチャット機能で合図を送りあってる可能性はあると思います。今ここで大量に売って来週買い戻そうぞ的な(勿論暗号使って)

それが先週のパウエル発言とオミクロンが材料として使われて今週買戻しに使われている可能性は十分ありますね。

ただ、正直こればかりは実際のところどうなのか分からないので私はセオリー通り15日以降まで待とうと思います。

というのも14-15日にFOMCがあるからの。ドットチャートの変化やテーパの前倒しで一時的に大きく売り込まれる可能性もあるから下手に手を出すのは控えようと思う。

ただ、ここで材料出尽くしを狙って跳ね上がることを期待して今から仕込むというのも一つの手として十分魅力的だとおもうが、投機性が高いゆえ基本は静観しようかのという感じじゃな

「基本は」といったのは少額で博打してもええかなと考えておる銘柄もあるからじゃ。そう、マルケタ殿じゃw

MQはIPOベース上抜けを狙って入って、見事に焼かれて30%の損切りに引っかかった悔しい銘柄です。

ただ、秀次郎も分析している通り銘柄としてファンダメンタルもよく、決算もクリアしています。


そしてこの値動きからわかる通り、相当数タックスロスセリングが発生していることも想定されます。そして直近の上昇もまだイマイチというところから、溶けてもよい資金を使って再チャレンジしていきたいと思います。(これはオニール流投資とは全く別の論理で)


まさにマルケタリベンジャーズというやつじゃな!(再びボコられる可能性多々あるがw)

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