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(米国株式市場11月14日〜18日)代表株価指数は足踏み。S&P500指数は200MA目前で押し戻される。FED高官の牽制で利上げ織り込みや名目金利は上昇するも期待インフレ率は下落し実質金利は上昇し資産価格にとってはペイン。

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おはようございます!

先週CPIを受けて急激に上昇し月曜日のPPIを受けて急上昇したあとは、押し戻され一進一退という相場が続いています。悶々とする一週間でしたね。

CPI減速がテーマとして強いのか、リセッション折り込みの方が強くなるのかという綱引き状態となっています。頭の中ではきんに君が毎日ながれています。

それでは振り返っていきましょう。

1. 今週の合戦の振り返り(要約ver.)



  • 市場環境はConfirmed Uptrendを維持

  • ダウ平均のみ200MAを上回っている。S&P500指数は200MA目前で跳ね返される形。200MAを奪還できるかに注目。

  • ARKKは今週売り込まれておりグロースには厳しい一週間だった(実質金利の上昇が影響)

  • S&P500指数に関しては50MAを上回る銘柄の比率が短期的な天井圏を今まで示してきた90%に近くなっている。

  • ターミナルレート織り込みは5.0%-5.25%と先週から1段階上昇

  • 12月は50bpsの確度が一番高く、2月も50bpsが最もオッズが高くなっています。(先週時点は2月は25bpsでしたでした)

  • 逆イールドは更に深掘っている。

  • 期待インフレ率は下落し名目金利は上昇した結果実質金利は上昇し株価にとってはネガティブ

  • オプション市場に大きな動きはない。VIXは今年の水準の中では落ち着いたレベルとなっている

  • 機関投資家はCPIを受けて徐々に本格的に相場に参加を開始している。



2. 代表株価指数動向(&強気相場 or 弱気相場判定)

今週は先週の木曜日のCPI後の急騰の調整という感じの一週間でしたね。ダウだけ200MAを大きく上回り力強さを感じますね。ただ以下のARKKを見てもわかる通りグロース企業の比率が多くなるほど成績は悪化しています。

ARKKは先週の上昇の半分以上を吐き出していますね。

年初からの主要指数の動きの比較は以下となります。

ダウ平均(緑色):▲7.68%
S&P500指数(黒色):▲16.80%
ラッセル2000(水色):▲18.09%
ナスダック総合指数(赤色):▲28.76%

成長株が多いナスダックが特段際立って下落していますね。

□ S&P500指数

S&P500を見ていきましょう。赤線が50日移動平均線(MA)、黒線が200日移動平均線(MA)です。

強い反発ですが200MAで押し戻されていますね。ここを越えていけるかということが重要になってきます。

ではAD lineについても見ていきましょう。

AD line(Advance/Decline Line)」とは以下を指す。

(今日上昇した銘柄数 - 今日下落した銘柄数) + 昨日のAD Line

bull marketになる時はいち早くAD Lineが上昇し、bear marketになる時はいち早くAD Lineが下落する傾向があるんじゃ。去年のナスダックなんかまさにそうじゃったな

昨年のナスダックは指数はGAFAMに支えられて上昇するも全体としては株価が下落に転じておりAD lineは下落基調じゃったからな。

10月の底からは上昇していますが直近踊り場となっています。

50MAを超える銘柄の比率は現在57%となっています。この比率が0に近づくと反発する傾向にあり、90%付近になると一旦の天井を打つ傾向にあります。CPIをうけてだいぶ90%に近づいてきています。上値は重いかもしれません。

□ NASDAQ総合指数

同じく赤線が50日移動平均線(MA)、黒線が200日移動平均線(MA)です。50MAは奪還していますが、100MA(緑)にも届いていない状況です。

ADラインも10月よりは上にいますが、だいぶ反発が弱いですね。

50MAを上回っている銘柄も75%まで上昇していますが、S&P500指数よりは上値余地がありますね。

□ 現在は強気相場?弱気相場?

10月13日を上昇の試しとし、7日目の金曜日にフォロースルー・デイ(FTD)となり株式市場ステータスは「Confirmed Uptrend(確固たる上昇相場)」となりましたが、その後11月2日のFOMC後の下落を受けて「Uptrend under Pressure(上昇相場頭打ち)」に格下げとなりました。

しかし、11月10日のCPI発表後に株価は大暴騰し、現在は「Confirmed Uptrend(確固たる上昇相場)」に返り咲きました。株は買っても良い水準です。


売り抜け日はナスダックとS&P 500に1ずつカウントされています。損切りラインを毎回設定し、リスク管理をした上で投資に臨みましょう。



■ それぞれの言葉の定義:

◇ フォロースルーデイ(FTD)

① 主要指数(S&P500/NASDAQ)が弱く寄りつき、強く引ける日(前日比プラス)を待つ =上昇の試し。

② ①が出現してから4~7日目(が理想、それ以前もその後も出現する)に、出来高を伴って約1.5%以上の上昇を見せる日を待つ。

◇ 売り抜け日(Distribution Day)

前日より「出来高」が増加し且つ「指数が0.2%以上下落」する。

◇ 売り抜け日カウント

以下を満たせば天井圏の下落警戒となる。

● 4週間-5週間で売り抜け日が3-5日起こる(市場上昇中にも発生)
● 2-3週間という短い期間で売抜日が4日あっても当然注意が必要

カウントから25営業日経過後には消滅する。また、上記の条件を満たさなくても売り抜け日がカウントされることもあり、これは「指数が失速する」という意味のカウントとなる。

株価指数が活発な出来高の中で上昇していくなかで、前日と同じような出来高なのに停滞した場合にカウントがなされることがある。

■ 参考:




3. FRB動向

(FRBの金利動向に気をつける)過去を振り返ると、FRBの金利が引き上げられたことがきっかけで弱気相場が始まり不景気に突入した歴史があります。弱気相場が終わるのは金利が下げられた時が多いです。最も簡単で役に立つ金融指標はFederal Fund(FF)レート(政策金利)。

コンピューターによる自動売買や様々なヘッジサービスによってリスクの高い弱気相場で発生する株価の下落から資金を守るために、ポートフォリオの大部分をヘッジするファンドが現れました。金利が急騰する場面は相場が下落しやすい仕組みになっています。

↓↓(参考元:米FRB特集

□ 先週のイベント(11月7〜11日)


◇ 米CPI

  • 米労働省が10日発表した10月の消費者物価指数(CPI、季節調整済み)は前年比伸び率が7.7%で9月の8.2%から減速し、ロイターがまとめた市場予想(8.0%)も下回った。インフレがピークアウトした兆しを示し、米連邦準備理事会(FRB)が利上げペースを落とす可能性がある。

  • 前年比上昇率が8%を下回るのは2月以来で、伸び率は1月以降で最小となった。6月には9.1%と1981年11月以来の大きさを記録していた。

  • 前月比では0.4%上昇で9月と変わらず。市場予想は0.6%上昇だった。

  • FWDBONDSのチーフエコノミスト、クリストファー・ルプキー氏は「インフレ率はまだ過度に高いものの、FRBのインフレとの戦いが峠を越したとの証拠もあり、今後の利上げペースは鈍化し始める」と指摘。「待ち望まれていたインフレ緩和がようやく現れ始め、市場が熱狂している」と述べた。



□ 今週のイベント(11月14日〜18日)


◇ 米PPI

  • 10月のPPIは前年同月比8%上昇。伸びは前月の8.4%から鈍化し、2021年7月以降で最小。

  • 市場予想の8.3%も下回った。サービス価格が約2年ぶりに下落に転じた。インフレが抑制され始めたことが示され、連邦準備理事会(FRB)が積極的な利上げペースを鈍化を想起させる内容

  • 食品とエネルギーを除いたコア財価格は0.1%下落。9月は横ばいだった。コア財価格の下落は20年5月以降で初めて。

  • サービス価格は0.1%下落。20年11月以降で初めて下げに転じた。9月は0.2%上昇していた。貿易サービスで下落が見られ、輸送・倉庫サービスの価格は0.2%下落した。

◇ 小売

  • 10月の小売売上高(季節調整済み)は前月比1.3%増加した。市場予想の1%増を上回り、消費支出が第4・四半期の米経済を下支えする可能性を示唆

  • 自動車、ガソリン、建築資材、外食を除くコア小売売上高は0.7%増加した。9月は0.6%増と、前回の0.4%増から上方改定された。


□ 金利動向(FF先物金利/市場の利上げ織り込み)

参考:CME FedWatch


◇ 前提知識:FRBによる金利引上げ

  • 1回目:0%-0.25% → 0.25%-0.50%

  • 2回目:0.25%-0.50% → 0.50%-0.75%

  • 3回目:0.50%-0.75%→ 0.75%-1.0%

  • 4回目:0.75%-1.0% → 1.0%-1.25%

  • 5回目:1.0%-1.25% → 1.25%-1.50%

  • 6回目:1.25%-1.50% → 1.50%-1.75%

  • 7回目:1.50%-1.75% → 1.75%-2.00%

  • 8回目:1.75%-2.00% → 2.00%-2.25%

  • 9回目:2.00%-2.25% → 2.25%-2.50%

  • 10回目:2.25%-2.50% → 2.50%-2.75%

  • 11回目:2.50%-2.75% → 2.75%-3.00%

  • 12回目:2.75%-3.00% → 3.00%-3.25%

  • 13回目:3.00%-3.25% → 3.25%-3.50%

  • 14回目:3.25%-3.50% → 3.50%-3.75%

  • 15回目:3.50%-3.75% → 3.75%-4.00%

  • 16回目:3.75%-4.00% → 4.00%-4.25%

  • 17回目:4.00%-4.25% → 4.25%-4.50%

  • 18回目:4.25%-4.50% → 4.50%-4.75%

  • 19回目:4.50%-4.75% → 4.75%-5.00%

  • 20回目:4.75%-5.00% → 5.00%-5.25%



基本は「25bps」ずつの利上げです。しかし、景気動向によっては50bps利上げすることも考えられます。2022年5月FOMCは50bps実行、6月75bps、7月75bpsの利上げを実行。

8月も75bps、11月も75bps(4回連続)の利上げを行いました。つまり15回目まで利上げが終わっています。


  • 13回目:3.00%-3.25% → 3.25%-3.50%

  • 14回目:3.25%-3.50% → 3.50%-3.75%

  • 15回目:3.50%-3.75% → 3.75%-4.00%



今週金曜日終了時点では以下となっています。12月14日会合の50bpsの確率は75.2%となっています。最終的な到達地点は5.0%-5.25%で2023年末には利下げを見込んでいますね。

因みに先週金曜日終了時点では以下となります。最終到達点はFED高官による相次ぐ牽制発言もあり25bps引き上げられています。

わずかではありますが2月の利上げも先週末から今週は50bps利上げの確度が高まっているのが読み取れます。

過去の経験則に基づけばFED PIVOT(FEDの政策転換)が起こった後に株価は底をつけています。これを真実とするならば来年も厳しそうな展開が予想されます。


□ FRBのバランスシート(BS)拡大・縮小動向

BSが拡大するということは、市場に流通する資金が増大して、景気を加熱させることに繋がります。

FRBは金利を引き上げる前に、まずはバランスシート(BS)の拡大停止(テーパリング、資産買い入れプログラムの変更)を実行します。すでにテーパリングは3月に終了しています。


※資産買い入れプログラムについて、米国債を月800億ドル(約8兆4千億円)、住宅ローン担保証券(MBS)は同400億ドルのペースで買い入れていました。こちらのペースを下げることを「テーパリング」といいます。


現在の推移です。順調にシュリンクしています。利上げと緊縮の二刀流を進めています。

今は景気を冷ます「BS縮小」が6月1日より始まっています。

「テーパリング」はFRBのBSの「拡大」を細切にして終了させていくことですが、その後利上げ、そして次はBSの「縮小」です(テーパリング→利上げ→BS縮小/QT)。

BSの縮小ですが、量的緩和で購入した債券などが償還された時に再投資しない場合はFEDのBSは縮小していきます。このようにバランスシートを縮小することを「QT(Quantitative Tightening)」といいます。

前回は4回利上げがおこなわれたあとQTが実施されましたが、今回は「約9兆ドルに膨れ上がっているバランスシートについては6月、7月、8月に毎月475億ドル圧縮し、9月から最大950億ドル圧縮する」ということで既に縮小は開始されています。

□ ブレイクイーブンインフレ率(期待インフレ率)

「ブレイクイーブンインフレ率」とは、「債券市場が期待する」インフレ率を意味します。

株式や金にとって重要な実質金利は名目金利から期待インフレ率を差し引くことによって求められます。つまり期待インフレ率が高くなれば実質金利は低下して株式や金にとってプラスになります。

10年は2.28%(先週は2.39%)、5年は2.32%(先週は2.47%)と更に下落しています。実質金利のプラス要因ということですね。

債券市場は最近ずっとデフレを見込んでいます。債券投資家は米国のインフレは粘着しないと考えています。むしろ5年の期待インフレ率2.32%というのは今後5年のインフレ率の幾何平均が2.32%であることを意味します。

現在の8%近いインフレから逆算すると将来的に不況で大きなデフレがくることを見込んでいるように思います。

確かにインフレ率は10月の結果で減速を開始していますが、今後はどこに落ち着くのかということが重要になってきます。5%程度で停滞するようであれば期待インフレ率は上昇していくことが見込まれます。



  • 2021年11月:上昇転換しましたが、その後に年末にパウエル議長がインフレは「インフレは一時的」という認識を改め、緩和引き締めが意識されたことで暫く沈静化していました。

  • 2022年2月:ウクライナ戦争など地政学リスクで原油や小麦が急騰し、債券市場もインフレを懸念している動きが明確になっていました。今は積極的な引き締めが意識され、その動きが漸く一服しています。
    2022年5月:10年ブレイクイーブンインフレ率が一時は2.95%まで上昇しましたが、5月に入り2.62%まで下がりました。利上げペース織り込みデータとしっかり連動。しかし、雇用統計とCPIを受けて反転上昇、5年の期待インフレ率は再び3%を超えました。

  • 2022年6月:FRBの「インフレ対策に無条件でコミット」など発言もあり、また経済指標が曇り始めてきたことでリセッション懸念まで噂されるようになりました。ブレイクイーブンインフレ率もそれを織り込んでか下落に転じました。

  • 2022年8月:少々上昇していましたが、CPIの頭打ちを受けて下落、そのまま上昇はしていません。



□ 長期金利(2・5・10年債利回り)

長期金利の動向は株式市場関係者は非常に注意深く見ています。10年債利回りと株式のバリュエーションは「シーソーゲーム」の関係にあるからです。
長期金利が上がれば(債券が売られれば)株の評価は下がります。

秀次郎が超富裕層の気持ちになってじっくり考えてみると、元本保証に近い債券投資で3%などの利回りが確保できるのに、わざわざボラの高い株に投資をすることはないでしょう。あくまで元本が大きい人の考え方ですね。


実際、債券金利が上昇すると株式市場が下落するメカニズムは、こういうことです。以下は2020年からの推移です。

2年債はCPI減速をうけてそこまで下落していませんが、5年と10年が急落していますね。具体的に先週末との比較は以下となります。CPI発表直後よりは金利はあがっていますね、特に政策金利の影響をうける2年際で顕著に。


(11月19日時点)

結果として2年と10年の逆イールドが進行しています。

また、先ほどお伝えした名目金利から期待インフレを差し引いた実質金利ですが、以下の通り今週は名目金利の上昇と期待インフレ率の低下で上昇しています。

2020年から2021年は実質金利がゼロ以下の期間が多く株式市場を支えました、2022年にはいり大きくプラスになっています。これは株式市場を押し下げる主因なのです。

名目金利の低下と期待インフレ率の上昇が必要となってきます。

4. プットコールレシオ

ここでは年初来からの比率(%)を観察します。直近の投資家心理を確認します。


プットコールレシオ = Put売買金額 /Call売買金額

⑴プットコールレシオ > 1 = Putの売買代金が大きい = 投資家が株式相場下落を期待(悲観的)

⑵プットコールレシオ < 1 = Callの売買代金の方が大きい = 投資家が株式相場上昇を期待(楽観的)

上記で算出されます。つまりプットコールレシオが1を超えているということはPutの売買代金の方が大きく下落を警戒する投資家が多いことを意味します。(オニール流では1.15が基準)

これは相場が悲観的なことを意味しており相場の底局面ではプットコールレシオが高くなる傾向があります。

一方、プットコールレシオが1を下回っているということはCallの売買代金の方が大きく上昇を期待する投資家が多いことを意味します。ただ、これは楽観的であるということを意味しており、相場の高値圏ではプットコールレシオは低くなる傾向があります。


11月18日(金)終了時点では0.91(11月11日(金)終了時点では0.8)となっています。市場は楽観的です。

5. Volatility index(VIX指数/恐怖指数)

VIXとは市場で取引されている価格から逆算された「株式市場のボラティリティ」のことを指します。

株価指数は上昇時は緩やかに上昇し、下落時は急落します。市場参加者が高いボラティリティを見込んでいるということは、市場に対して不安を抱いていると想像できます。

VIX指数は株価の先行きにどれほどの振れ幅(ボラティリティー)を投資家が見込んでいるかを示す「株価変動率指数」のうち、米国株を対象にした指数。通常、株安が懸念される局面で上昇し、20を超えると不安心理が高まっていると解釈される。その場合、「株価が今後1年間に約7割の確率で上下20%の範囲で変動する」と投資家が予想していることを示す。

2008年の金融危機の際にVIX指数が80超に上昇して注目を集めた。18年2月と10月にもVIX指数の上昇をきっかけに米国株が下落する場面があった。VIX指数の上昇に連動して機械的な株売りを出す「リスク・パリティ」などと呼ばれるファンドが存在するからだ。

(引用:日経新聞)

S&P500指数(VIX:青)とNASDAQ100(VXN:赤)のVIX指数の5年推移は以下となります。20を超える水準ではありますが、かなり落ち着いてきました。


6. アクティブファンドマネージャーの動向(NAAIM Number)

次にNAAIM Numberです。NAAIM Numberはアクティブファンドの投資動向です。100を超えるということはアクティブファンドがレバレッジをかけていることを意味します。

11月16(木曜時点)は64.96でした。(先週CPI発表前は53.33)。10日のCPI発表を受けて機関投資家も参入を本格化させていることがわかりますね。

7.注目経済指標の動向

以下が今週の経済指標発表でした(マネックス経済指標カレンダーを参考)。今週はPPIの発表がありました(4.FRB動向に詳細記載)。

まとめ



  • ダウ平均のみ200MAを上回っている。S&P500指数は200MA目前で跳ね返される形。200MAを奪還できるかに注目。

  • ARKKは今週売り込まれておりグロースには厳しい一週間だった(実質金利の上昇が影響)

  • S&P500指数に関しては50MAを上回る銘柄の比率が短期的な天井圏を今まで示してきた90%に近くなっている。

  • ターミナルレート織り込みは5.0%-5.25%と先週から1段階上昇

  • 12月は50bpsの確度が一番高く、2月も50bpsが最もオッズが高くなっています。(先週時点は2月は25bpsでしたでした)

  • 逆イールドは更に深掘っている。

  • 期待インフレ率は下落し名目金利は上昇した結果実質金利は上昇し株価にとってはネガティブ

  • オプション市場に大きな動きはない。VIXは今年の水準の中では落ち着いたレベルとなっている

  • 機関投資家はCPIを受けて徐々に本格的に相場に参加を開始している。




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