7/18の日記「MC Battleイベントと、上げて下げてセーフ」

おはようございます。僕です。


7/17の日曜日。三連休の中日である。僕はその内の二日間しっかり工事現場で働いていたのでほぼ無いのと同じだが、それはどうだっていい。

この日は下北沢のライブハウスで「A闘MC Battle」という名前の各所にアルファベットが散りばめられたイベントが開催されていた。

このイベントは所謂「ラップバトル」のイベントだが、他のイベントと違うのはアニソンやボカロなどのA-POPをサンプリングしたビートで戦うというところだ。かなり珍しいバトルイベントなのだ。
参戦メンバーはいつも僕が秋葉原でサイファーしているラッパー友達の他に、「どっから連れてきたんだ」というマジでガチガチのラッパーや作曲メインで活動している人がいた。懐が広いな。
後からこのイベントの存在を知ったとしても、YouTube等の配信サイトでベストバウト(名試合)が上がっている。確認してみてほしい。

さて、今回めちゃくちゃ名試合が生まれ、楽しすぎ面白すぎフィーバータイムオーバーストームに入っていたが、前回のA闘で終電を逃して宿泊場所に苦労した人が多くいた。僕もその一人だ。秋葉原までが終電の時間であり、そこから家まで歩いて帰ったことがある。かなり疲れた。結局前回は3時半に帰ってきたのだ。

しかし、僕はまっっっっったく慌てていなかった。なぜなら今回は車で来ていたのだ。現場から片道1時間の道をぶっ飛ばし、直接下北沢まで乗り込んでやった。ざま見ろ。普通に体ガタガタだし作業着だけど来た。

A闘終了後、下北沢駅で参加者と感想や反省を話し合い、ニコニコでいた。楽し〜。生でバトルイベントを見たことがない人は1回見てみてほしい。めっちゃ楽しい。具体的にどこが楽しいのかを書くと一本分の感想記事が出来てしまうので割愛するが、動画で見るバトルと生で見るバトルというのはインパクトが段違いなのだ。

さて、ほとんどの人が終電を迎え、解散したのは0:00だった。下北沢から住んでる場所は電車で1時間はゆうにかかるが、今日は余裕が違う。なんと下北沢から自宅まで30分足らずで帰れるのだ。喰らえ。
駐車場も下北沢でも安そうなところを選んだし、5時間停めたけどそんなにかかってもいないだろう。財布の中に3000円しかないが、まあ夜料金だったらそれでギリ足りるだろう。僕は意気揚々と駐車場の精算ボタンを押した。

5500円。

瞬間、「エヘへ……」という照れ笑いが出てしまった。いや、大丈夫だ。口座の中にはまだ余裕がある。会社の謎のボーナス配分である給料の80%分のボーナスも入っている。なんで80%なんだよ。
一旦心を落ち着けてコンビニへ向かった。さっさと下ろして帰ろう。

「このカードは取り扱い時間が終了しています」

なんだと。
僕は震える手で三井住友銀行の取り扱い時間を調べた。基本的に24時間下ろせるが、「日曜日の21:00~7:00までは取り扱い休止」なのだ。ドンピシャだ。ドンピシャでダメな時間だ。近くに銀行もあったが、丁度日曜日の0:00が営業休止時間らしい。普通に日曜日の0:00を過ぎているので、銀行ATMさえ閉まっている。残高に入っている金は使えないわけだ。賭けるような気持ちで三井住友銀行のクレジットカード機能の方でキャッシングしようとしたが、やはりダメだった。こっちもダメなんかい。

頭を抱えてしまった。
残高が残っている銀行は三井住友銀行しかない。それが使えないとなると、ほぼ詰みの状態だ。深夜、コンビニのATMしかない状態でキャッシュカードは使えない。確か交番で交通費は借りられるはずだったが、ラップバトルイベントの後に警察のお世話になるというと字面がマズいことになる。というか警察に話しかけたくない。どうする?近くで騒いでるやつに話しかけて酒を飲ませて支払いを僕のクレジットカードで払って他の人から現金で徴収するか?何を考えているのか分からなくなってきた。それが出来るような人間じゃないし、そもそも作業着で深夜に急に話しかけてきて「一緒に飯食いに行こう」と言っておきながら酒の一杯も飲まない奴は不審すぎる。僕も怖いと思う。

改めて何度数えても3000円しかない。諦めかけ、車の中で一夜過ごしてタクシー代くらいかかる駐車料金を払って朝に帰るか迷っていた時、使いすぎて表面が掠れている楽天カードが見えた。
マジで「あ」という声が漏れた。祈るような思いでATMに挿した。キャッシングが出来た。

勝った~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~!!!!!!!!!!最高最高最高~~~~~~~~~!!!!!!!!!!借金したという事実を抜きにしても最高~~~~~~~~~~~~~~~~~~~!!!!!!!!!!

30分足らずで帰れるのに、そのための現金を得るのに30分かかっていた。帰る頃には1時になっていた。駐車料金を支払うまでは最高の気分だったが、支払って走り出した頃には「なんなんだ」という気持ちの方が大きかった。なんなんでしょうね。

とりあえずA闘お疲れ様でした。車で来る時はちゃんと現金用意します。

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