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メール送信時の通信帯域算出方法

今回は大規模メール送信時に必要な回線帯域の算出方法についてです。

緊急速報の一斉配信などで送信完了時間を気にする配信システムの場合、回線帯域が配信ボトルネックにならないように注意する必要があります。
紹介するの算出方法で、おおよその必要帯域を把握しましょう!


そもそも帯域とは?

帯域とは電波や電気信号の周波数の範囲のことをいいます。

データなどを送信する際に利用する周波数の最高周波数と最低周波数の間の領域を指します。この最高周波数と最低周波数の差が大きいほど、一度に送信できるデータ量が大きくなります。

ネットワークにおけるデータ通信では、帯域の広さが通信速度の意味で使われており、帯域幅が広いほど一度に送信できるデータ量が多くなるといえます。

ネットワークの帯域は下図のように道路などに例えられます。

ネットワーク回線においては、1秒あたりの何ビット転送できるかを表すbpsという単位が用いられます。


必要回線帯域の算出方法

以下の計算式で算出します。

1通メールサイズ(bit) ✕希望分間配信件数 ÷ 60分 ÷ 0.9 (※パケットロス率考慮)= 必要帯域(bps)

ポイント

1通メールサイズbyteは、bit変換をすること
・1Byte = 8bit
・メールサイズ(Byte) ✕ 8 = メールサイズ(bit)

■計算例
1通100KBのメールを20,000件の宛先に5分間で送信完了する場合800,000(bit) ✕ 4,000(件/分間) ÷ 60(分) ÷ 0.9 = 約59.26Mbps

だいたいのメールサイズを確認する方法はコチラを参考ください


ネットワークの帯域計算にお役立てください。


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