映画『PERFECT DAYS』はすべての欲をそぎ落とした先に見える人間の幸せを描いた見事な作品でした
観終わってからすぐに、頭の中でその余韻と共にあれこれと考えてしまいたくなった映画『PERFECT DAYS』。
映画の公式サイトでは、役所広司演じる主人公・平山のまったく無駄のない毎日のルーティンが文字で延々と流れてきます。
映画の序盤はその静かで淡々としたルーティンをこなしながら生きている平山の日常が、セリフもなくただ描かれていきます。
観始めた頃はこれがずっと続くのかと少々戸惑いを感じたものの、そこにこそこの映画の描きたい世界観が集約されているということに気づいてか