松島の月
今年の7‐3が満月だったので、芭蕉が観たかった「松島の月」を思って出かけた。
元禄2年5月15日を検索すると太陽暦の7月初めの満月となる。
松尾芭蕉が滞在した5-9泊の松島は太陽暦で6-25にあたる。
芭蕉が訪ねた5-15は、太陽暦で7‐1は雨で、出羽領内・堺田、封人の家に宿泊して、「のみ虱馬の尿とする枕元」を詠んでいる。
もし、晴れていれば、「まず松島の月を心にかけて」とあるから、夏至の頃の満月ということになる。
あいにく雲にさえぎられてしまった・・・・。数年前の夏至の満月を追加してみた。
毎月、満月を追いかけると、見えない月も見えてくる…風情とはそういうものかもしれない。
「見えないほうがよく見える」という眼の見えない按摩がつぶやく落語「心眼」のオチを思い出す。
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