ブラヒロシ・東海道13 浜松

 前回の大井川迄が駿河、ここからが遠江です。この遠江と言う名前、琵琶湖を近淡海(ちかつおうみ、近江)と言うのに対し、浜名湖を遠淡海(とおつおうみ、遠江)と言ったことに始まるそうです。
 この遠州の東部にも、小夜の中山の「日坂」、「天竜川」等色々面白そうな所はあるのですが、今日は、一足飛びに浜名湖の手前の浜松に行きましょう。
 浜松は家康が駿府に移る前の拠点です。姉川、長篠、小牧長久手、三方ヶ原の合戦は、皆この浜松城から出陣しています。その後、本陣六軒を有する大宿場町となりましたが、今は大都会ですから、その本陣跡や名所旧跡は、ビルの谷間です。
 浜松と言えば、今や鰻より餃子ですよね。行ってみた餃子有名店は大行列でした。宇都宮と比べても、私には浜松の方が美味しいような気がしましたが、どうでしょうか?
 ところが、地元の人に言わせると、ご当地最人気グルメは、餃子ではないそうです。炭焼きレストラン「さわやか」の「げんこつハンバーグ」がそれで、確かに凄かった。まるでソフトボールのようなハンバーグです。県内に三十店舗位ありますが、どこも数時間待ち。この店、経営方針として静岡県内にしか店を出さないそうで、静岡に行かないと食べられません。是非ネットでご確認下さい。
https://www.genkotsu-hb.com/menu/

 さて、本来のお勧めの見どころも。バスで浜松駅から三十分位の所に、数年前の大河ドラマ「おんな城主直虎」の舞台になった井伊家菩提寺「龍潭寺」があります。お寺、お庭等も素晴らしいのですが、井伊家がこんな田舎から出て来たことが素朴な驚きでした。是非足を伸ばしてみて下さい。

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