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きのう電車で聞いた会話

小田急線の終電に突然、疲れたきった車内のムードからはあまりにもかけ離れた、ごりごりのBガールが3人乗ってくる。しかもごりごりの関西弁。1人異様に声がでかい。途中で仲間が1人降り、そこから異様に声がでかいBガールのワールドが全開になった。

Bガール「えーなに!飲みすぎたんーーー?!」

声のボリュームがやばい。
Bガールの方を見ると、酔っ払っているのか顔を赤くしながら座席にもたれて寝てる30代くらいのサラリーマンをわざわざ起こし(なんでだ)、隣に座って平然と話しかける。異様に声がでかい。

サラリーマン「…ん、、。ぁーー」
B「なんやー!飲みすぎたんかあ??」
B「どこで降りるんー?」
B「めっちゃ飲んでるやんー!」
サ「んー、経堂…」
B「やばいやん!経堂もう過ぎてるでー!」

車内の全員が状況を把握する。

サ「えっ!うわ、マジで」
B「マジマジ、だっていま世田谷大橋やもん!」
私・車内「(世田谷…大橋……?)」

世田谷大橋なんて駅は存在しない

B「あ、まちがえたあ!アレや、ちとせふなばしやあ!」

異様に声がでかい。

サ「うわ、あかんなー!」
B「やっちゃったなあ!」
サ「ホンマやあ、」
B「帰れるか?まあでもまだ世田谷大橋やしいけるやろー!」
私・車内「((世田谷大橋……???))」
サ「え、どこ?」
B「京都の次!ていうかお兄さん関西や〜〜ん!」

この異様に声がでかいBガールが全開なのはさておき、わりと普通に会話してるサラリーマンも何なんだ。そして京都というのはボケなのか、単に経堂の言い間違いなのか、世田谷大橋はどこなのか。

B「どこで飲んでたんー?」
サ「六本木」
B「ええやん〜!楽しかったあ??」
サ「んああ」
B「でも飲みすぎたなあ!!」
サ「ホンマやー、まだ平日なのになあ」
サ「あーー、明日だるーー」
B「大丈夫かあ??(キャッキャ)」
B「そろそろ次やん!あ、つぎが世田谷大橋か!次でタクシーひろったらええやん!」
サ「そうやなあ」

書いてはいないが、会話の途中であまりにも世田谷大橋を繰り返すので、この頃には謎の駅・世田谷大橋はすっかりお馴染みのワードとなり、まわりを見ると私含む数名がニヤニヤしていた。

B「あ!世田谷大橋ついたなあ!」
サ「あーホンマや降りるわ」
B「じゃあなあ、気つけてなー!」
サ「はい。ほな、おやすみ」
B「おやすみ〜〜!」

関西の電車内って普通にこんな感じなんですかね。

サラリーマンはすぐに降りたみたいで、いつの間にか見失ってしまった。
Bガールはそのまま電車に乗っていた。

私は自宅の最寄駅、こと 世田谷大橋で降りて
帰り道を歩いてる。

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