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【気づき】Vol.1019(2011年4月17日発行のブログより)

海の時間。

最近コンビニに寄ったついでにマンガをよく買って帰ってくる。

中でも弘兼憲史さんのアンコール・シリーズが好きだ。

⼈間交差点の『海の時間』 はよかったな。

わずか30ページ⾜らずの短編なんだけど、
売れない貧乏作家に対して⽚想いをする定時制高校に通う、
女子高生の純愛物語だ。

貧乏作家の男は定時制高校の先生をしているんだけど、
女子高生とは遊びで付き合っている。

別にちゃんと本命の女性がいるんだ。

女子高生は昼間は働いていて、
わずか1時間のお昼休みに飛び出してバスに乗って、
毎⽇その男のアパートにお弁当を持っていって、
⼀緒に⾷べて抱かれてからまたすぐ職場に戻るんだ。

切ないんだけど、たったそれだけの関係なんだよ。

弄ばれていたことがわかって男のもとを去るんだけど、
時差を経てひょんなことで偶然再会することになる。

10年後かな。

運命の悪戯いたずらとしかいいようがない。

作家の卵は、そこそこ作家として⾷べていけるようになっている。

作家先生だ。

⼈というのは、⼀度本気で好きになった相手は、別れても好きなんだよね。

特に女性というのは凄くて、
過去の思い出を何度も反芻して恍惚と⽢い記憶に浸ることができる。

男性と夜を共にするとき、女性が部屋を暗くしたがるのは、
必ずしも裸を見られるのが恥ずかしいからとは限らない。

自分が本当に好きな男に抱かれていることを想像するために、
部屋を暗くしているのだ。

想像するのは勝手だからね。

見事なまでの完全犯罪だよ。

間違って名前を叫ばなければ(笑)

男性ではとても敵わない世界なのだ。

もし人生に・・・

過去というものがなかったら・・・

私は違う生き方をしていたに違いない・・・

というのは実に深いね。

女性のさがの本質をえぐっているような気がするよ。

女性は過去を反芻できる力がありながらも、
同時に過去と決別できる力もある。

「女ゴゴロは秋の空」

とはよく言ったものである。

よく言われたなぁ・・・(涙)

追伸.

昔別れた女性に、物騒な近道を案内されたときは、男性は要注意です。

命がけで恋をしよう(汗) 

...千田琢哉(2011年4月17日発行の次代創造館ブログより)

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