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【気づき】Vol.0886(2010年12月19日発行のブログより)

落ち込んだら、ハガキを書こう。

「よくいつもそんなに元気でいられますね?」

「落ち込むことってないんですか?」

社会人になってから出逢った人の多くに言われたセリフだ。

最初のうちは、「アホは悩み事がなくていいな」と聞えていたが、
30代になってからは前向きにとらえるようになった。

僕はどんなに厭味を言われても、
「ありがとうございます。褒め言葉として受け取っておきます」
とお礼を言うようにしている。

⾃分が落ち込まずにすむ方法としていろいろ考えたことがある。

その1つが、21歳から続けてきたハガキを書くという行為だろう。

これはこのブログの読者であれば全員が読んでいるだろう、
『顧客が倍増する魔法のハガキ術』(技術評論社)という本で
詳しく書いた。

どんなことでも10年続けなくてはものにならないという。

でも、がんばって10年なんて続けられることではない。

ポイントはたった1つ、

ついつい10年続けてしまうようなことを選ぶことだ。

傍観者たちはそれを、
「苦労している」「努⼒している」と口を揃えて言ってくれる。

でも、一流のスポーツ選手も音楽家も作家も共通しているのは、
本人たちは苦労や努力なんてしていないということだ。

朝起きたら歯を磨いたり顔を洗ったりするのと同じで、
淡々と10年間やり続けてきただけなのに、
勝手に武勇伝や苦労話にして商売のネタにされる。

我慢に我慢を重ねた10年間と、
ワクワク楽しんでいたらあっという間に過ぎてしまった10年とでは、
10年後の勝負は明白だ。

自分にとってワクワクしながら淡々と10年間継続できるものは何だろう。

それをすることによって、人間は元気をもらっているのだ。

自分が好きなことをやっている人は他人に寛大だ。

自分が我慢して努力している人は、他人に厳しい。

両者の差は時間とともに開いていく。

能力も人間性も高い人と、
能力も人間性も低い人に分かれていくようにできている。

どちらが大切というわけではない。

どちらも大切なものなのだ。

追伸.

ハガキ君、 ありがとう。

これからの人生も、よろしくお願いします。

...千田琢哉(2010年12月19日発行の次代創造館ブログより)

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