【気づき】Vol.0916(2011年1月14日発行のブログより)
笑われる。
「そんなことしたら、笑われますよ」
「笑いものになりたいのですか」
傍観者たちの常套句だ。
笑われると悩む人がいる。
笑われると落ち込んでしまう人がいる。
笑われるよりは、笑う側にいたいという人は多い。
その気持ちはわからないでもない。
ところが、歴史に名を残す人たちは、笑う側ではなくて、
全員、笑われる側だった。
故意に笑わせているのではない。
故意に笑わせているのは、天才ではなくて秀才タイプだ。
故意に笑わせるのはコメディアンに任せておけばいい。
真剣にやった上で、笑われなくては成功できないのだ。
本人にとってはクソ真面目なのに、周囲に失笑を買うのが、
真に笑われるということだ。
つまり、顰蹙を買わなくては成功できないということだ。
織田信長は少年の頃、
当時としては⾝分の低い連中と⼀緒になって遊びまわったり、
その奇抜なファッションセンスから、
「うつけ者」
といって失笑された。
でも、笑っていた連中はすべて下僕にされたり抹殺されて消えていった。
織田信長は、
今から450年以上も前に地球が丸いことを瞬時に理解した天才だ。
天才を凡人が理解できるはずがない。
だから凡人たちは笑うしかないのだ。
これは紛れもない事実である。
ピカソ、 エジソン、アインシュタイン、ライト兄弟、
松下幸之助、本⽥宗⼀郎、盛⽥昭夫、ピーター・ドラッカー、
歴史に名を残した⼈物はいずれも笑われる経験をしている。
繰り返すが、ウケを狙って笑わせるのではない。
失笑されるのだ。
しかも、心底思いきりバカにされて笑われている。
例外はない。
もし、あなたが今笑われる立場ではなく、笑う立場にいるとしたら、
その他大勢羊の群れグループでメェメェ吠えながら、
一生を終えることになる。
笑われていることを恥じてはいけない。
笑われるというのは、凡人では決して理解できない、
才能がある証拠なのだ。
笑われるような才能があるのだから、先祖に感謝すべきだ。
追伸.
1日⼀度は、笑われよう。
...千田琢哉(2011年1月14日発行の次代創造館ブログより)
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