【気づき】Vol.1042(2011年5月10日発行のブログより)
ハガキ本。
ハガキ本を読んだ全国の多くの人たちから、
本当にたくさんの手紙やハガキ、メール、ブログ紹介をいただいた。
知人も増えた。
中には出版後から、 10通を超えるハガキを書き続けてくれる人もいる。
複数の現役セールスパーソンの中には、
1年経ったら本当に売上が倍増して別世界になりました、
という、嬉しい報告がきている。
ところで、今まで出版業界で純粋なハガキ本にベストセラーはなかった。
そもそも、ハガキというのはどう考えても地味なものだ。
ただし、ちびちびと売れ続けるロングセラーならある。
⼀気にドカッと売れるベストセラーよりも、
ちびちびと売れ続けてなかなか絶版にならない、
ロングセラーのほうが⻑期的な売上が立つぶん、出版社も助かるのだ。
中には読者にとって必ずしも快い話ばかりとはいえないこともあるだろう。
たとえば、
傍観者たちから、
「で、1年経ったけど結局どうだった?」
とニヤニヤしながら質問されることもあるかもしれない。
そんなときは、見栄を張ってホラを吹く必要はない。
ありのままの真実を教えて差し上げればいい。
そして、もう⼀度きちんと読み返してみて、
自分の都合のいいように解釈していなかったか、
あるいは、工夫の余地はないかを考えていくのだ。
チラシを作成したり、コンサルタントを雇ったり、
セミナー漬けになるよりは、遥かに時間とお金が節約できるのだから。
何も損することはないはずだ。
実際に現在進行形で僕自身を含めて、
多くの読者で実行者が成果を挙げている。
そして、成果を挙げた人たちの共通点がまた実に嬉しいのだ。
「成果を出すのをすっかり忘れて、
正々堂々と現実逃避にハガキを書いていたら、
スゴイことになっていました」
というのだ。
ひょっとして眉間にしわを寄せながら、売らんかな、
という切羽詰まった状態でハガキを書いてはいないだろうか。
そんな人のハガキは、もらっても少しも嬉しくない。
電話を切った直後の態度は相手に100%伝わっている。
頭にきて受話器をガシャンと置き、
「チェッ!」
と舌打ちしたとしよう。
その舌打ちは電話が繋がっていなくても相手には聞こえているのだ。
ハガキも同じだ。
どんな顔をしてどんな心境で書いたのかは、
ハガキを手にした相手に伝わっている。
成果は忘れた頃に出るものだ。
「アレっ!?気づいたらすごいことになってるじゃない」
というのが正しいハガキの書き方である。
繰り返すが、チラシやコンサルタントやセミナーは、
気がついたら⽀払いがすごいことになっていることはある。
でも、ハガキでそれはあり得ないのだ。
本当にハガキっていうのは、すばらしい。
さあ、今から1⽇のご褒美にハガキを書くとしよう。
追伸.
さあ、⼀緒にハガキそのものを味わおう。
追伸の追伸.
ここ最近音声コンテンツ
が続けて売れているのは採用シーズンで、後悔した人が多いからだろうか。
採用力をアップさせるには、
死ぬほど後悔した経験がある人のほうが断然吸収力があるんだよね。
...千田琢哉(2011年5月10日発行の次代創造館ブログより)
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