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【気づき】Vol.1079(2011年6月16日発行のブログより)

言い返すが負け。

口論で負けたように見えても、
1年後にまるっきり立場が逆転していることがある。

理不尽な対応を受けて言い返さなくても、
1年後に完全に下剋上されてしまうことがある。

経営コンサルタントをやっていると、
こんなことは当たり前のように目の当たりにしてきた。

結局、言い返したり復讐したりしなくても、
正しいほうが勝つようになっている。

例外はないんだよ。

この場合、正しいっていう定義が大事だね。

自分や周囲の人間の思い込みによる狭義の “正しい”ではない。

むしろ対極だ。

自然の摂理に則った上での “正しい”と考えるべきだ。

こう書くと何やら抽象的で難しく感じるかもしれないが、
いたってシンプルである。

自分の本心と良心に基づけということだ。

企業でいえば企業理念がそれだ。

たいていの企業理念は美辞麗句が並び立てられて、
埃のかぶった掛け軸に掲げられている。

この美辞麗句が役立つのが本心と良心に立ち返る際だ。

理念と今やろうとしていることは、果たしてズレていないだろうか。

神様であるはずのお客様を騙そうとはしていないだろうか。

世のため人のためではなく私利私欲のためではないだろうか。

たとえ10年後に振り返っても、

「あの判断は正しかったな」

と思えるようであればOKだ。

巡り巡って必ず立場は逆転する。

その場限りの考えで、その場限りの束の間の勝利宣⾔をした⼈間や企業は、必ず悲惨な運命を辿ることになる。

本人が気づかされるまで死ぬまで悲惨な運命を繰り返す。

自分が気づかなければ、子や孫の代まで責任を取らされる。

世の中って、つくづくうまくできているなぁ・・・って思うよね。

虎の威を借る狐のサラリーマンや、
私利私欲の塊の経営者や政治家が不幸になっていくのは、
自分で選んだ道だということを気づくまでストップしないのだから。

追伸.

言い返したほうが負け。

もっともらしい言い訳をしたほうが負け。

本心と良心に従って、やるだけやって、 考えるだけ考えて、
あとは⾃然の流れに任せておくと、必ず結果はいい方へ流れていく。

今日も言い切ったよ。

 ...千田琢哉(2011年6月16日発行の次代創造館ブログより)

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