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【気づき】Vol.1230(2011年11月14日発行のブログより)

清々しい図々しさ。

今月25日(金)大和書房から出る新刊に、

『稼げる30代になるために絶対に染まってはいけない70の習慣』がある。

僕の今までの本にはない綺麗で高貴な表紙だ。

担当編集者は白井麻紀子さん。

この表紙は白井さんに似ている。

編集者の服装のセンスと、作られる本は似ているというのが僕の見解だ。

ベストセラーを作ってくれた、
かんき出版の谷英樹さんもやっぱりお洒落な人だ。

白井さんが9月の中旬に僕のところにやってきた時には、

「年内はあと○○冊出るから来年にしようか」

というところに無理⽮理⾷い込んできた。

たいてい書斎にやってきた編集者は僕の出版スケジュールを見ると、
奇声を発する(笑)

白井さんはそんなことまったくお構いなしで、
自分で出版スケジュール表を勝手に作成してきていた。

実は先約がビッシリ詰まっていたんだけど、
見事ねじ込ませてしまったのだ。

しかもその無理難題なスケジュールより、 1週間前倒しを命じられた。

久しぶりに仕事で急かされた(笑)

あれよあれよという間に、11月出版が決定。

同時期に執筆した他社はすべて来年以降。

これには学ばされた。

清々しい図々しさというのかな(笑)

白井さんは新卒で出版社に就職後、中谷彰宏さんの本を担当したとのこと。

口下手で決して器用とは言えない印象だったんだけど、
迷いに迷う一生懸命さがヒシヒシと伝わってきた。

何か勝負をかけているんだなと感じた。

細かい事情はいっさい質問しなかった。

こうして慌ててやった仕事って概して出来が悪いものなんだけど、
今回は違う。

彼女自身が生まれ変わろうとしている執念を感じた。

「自分の悩み事を解決するためにこの企画をやりたい」

というのが⼀番盛り上がるのは、出版に限らずすべての仕事に共通する。

もっと言えば、

「私がクビになってもいいからこれを書いてください」

というガッツある編集者がいたら、
他の仕事すべてキャンセルしても優先してやってみたいって思う。

人生はそのためにあるんだと思う。

清々しい図々しさ・・・

これを忘れてはいけないなって僕が教わった。

ありがとう。

追伸.

第⼀印象で、きっと白いファーのコートが似合う女性だなって思っていた。

やっぱり表紙がその通りだった。

追伸の追伸.

清々しい図々しさで思い出した。

サラリーマン時代の僕の師匠が、 ベロンベロンに酔っぱらいながら、
千田琢哉をひと言でこのように表現してくれた。

瑞々しいチンポ

絶句した周囲は誰一人として異論はなかったようだ。

今でもこの命名を誇りに思っている。

追伸の追伸の追伸.

この日を境に毎日自分で、

「今日も瑞々しいかな」

って眺めるようになりました。

親しみが湧きますね。

...千田琢哉(2011年11月14日発行の次代創造館ブログより)

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