【気づき】Vol.1016(2011年4月14日発行のブログより)
2.リッツ・カールトン東京。
すっかり暖かくなった春先に、
散歩がてら書斎から最寄りの東京ミッドタウンにある、
リッツ・カールトン東京へアフタヌーン・ティーに行ってきた。
ちょうど震災の1週間前だった。
リッツ東京はこれで2回⽬だ。
今回は純粋にモンブランを頼んでみた。
ニューオータニのモンブランが感動ものだったから、
ホテルのモンブランは凄いかも!
という仮説が正しいか検証するためだ。
これまで数多くのモンブランを楽しんできた。
その結果、
この僕にも多少モンブランの味がわかるようになってきたのかも・・・
モンブランに関しては、味、素材、量すべてにおいて
ニューオータニが圧勝だった。
まったくお話になりません。
コーヒーカップその他⾷器はウェッジウッドで、とても洗練されていた。
ただ、何度も繰り返しているように、
味というのは接客と雰囲気も含まれる。
コンラッド、マンダリンとともにリッツの人材は最高水準。
細部に⾄るまで計算され尽くされていて、ダントツですよ。
中でもリッツはひと際プライド、否、誇り⾼さを感じるね。
コンサル業界でいう、マッキンゼーに相当するのではないだろうか。
さすがクレドで、
「紳士淑女をおもてなしする我々もまた、紳士淑女である」
って言い切っちゃうだけあるよ。
まだコンサルタント駆け出しの頃、
リッツ・カールトン大阪の元支配人だった、
四方啓暉さんに講演依頼したことがあったな。
速達で依頼文を出したら、その日の夕方にOKの返事をもらった。
もちろん実際に宿泊したことをそれとなくアピールしたことは、
言うまでもない(笑)
1泊8万5千円ぶっ飛んでった(泣)
ラッキーなことにホテルの巨大プールは貸し切り状態だったけれど。
さて、ゆったり読書しながらコーヒーをすすっていると、
ヴァイオリンの演奏が始まった。
僕の好きなモンティのチャルダッシュが感動的だったので、
演奏をすべて聴くためにチップ代わりにコピ・ルワクを注文。
前回から63日目にもかかわらず、
品質保証書No.565で前回No.546から19人目だ。
3日か4日に1人注文するペースなんだね。
今回はブラックで舌に記憶するようにちびちび飲んだ。
が、まったく判別できない(汗)
正直なところ。
さっきの普通のコーヒーと何が違うんだ???
これで税サ込みの6,050円。
舌の勉強は今までの人生でサボってきた。
とっても実力が低いと自負している。
これからの人生は舌の勉強もしていこう。
感受性を鍛えるのは、間接的に生み出す文章に影響を与えるはずだ。
コピ・ルワクと普通のコーヒーを、
瞬時に迷うことなく判別できるのが当面の目標だ。
コピ・ルワク代は研修費。
リッツ・カールトンの値段はすべてにおいて他の同格ホテルの1.5倍。
この値段の高さもブランドなのだろうか。
あの掌サイズのモンブランが1,650円(税サ込)とは・・・
これを理解するのに時間がかかりそう。
追伸.
エントランスで、ダンスで有名な花岡浩司さんをお見かけしました。
宇宙に突き抜けるほど、姿勢がとっても良かったです。
追伸の追伸.
帰り際、 1回も使わなかったコーヒーのミルクを、
テーブルにド派⼿にひっくり返してしまいました。
ちゃんと報告したら、快く「結構ですよ」と落ち着いて言ってくれました。
また行くから許してね。
...千田琢哉(2011年4月14日発行の次代創造館ブログより)
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