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【気づき】Vol.1057(2011年5月25日発行のブログより)

質問の質。

質問の内容によって伸びしろは決まる。

様々な企業研修をしてきて思うのは、
質問の内容でチャンスを逃している人が多いということだ。

「どうしたらもっと売上が増えるのか?」

「どうしたらもっとお客さんが増えるのか?」

という質問をする人がいる。

これは、プロスポーツ選手が、

「どうしたら打率が上がるのか?」

「どうしたらシュートが決まるのか?」

と能天気な質問しているようなものである。

自分の質問に対して恥ずかしいと思う感性が必要だ。

「プロ野球とサラリーマンでは違う」

と主張する人はリストラされても⽂句は言えない。

いつからプロスポーツ選⼿よりも
サラリーマンのほうが格下だと決めたのか。

勝手に自分で自分の職業を卑下してはいけない。

プロという意味においては、
なんら変わることのない対等の関係のはずである。

サラリーマンでもプロとして活躍している人は、
プロスポーツ選手と同じ感性で生きている。

本気の人は質問が具体的だ。

100のうち99.9までやり切ったんだけど、
残りの0.1がどうしてもわからない。

回答なんて要らない。

そんなものはプロとして自分で見つけるから。

でも、ヒントや光の当てかたを、

「自分から獲得してやろう」

という姿勢の人間だけが壁を突破できる可能性があるのだ。

だから、超具体的なのだ。

そして、超シンプルでわかりやすいのだ。

他の聴衆にもわかりやすくてためになる質問をする。

今まで自分が散々考え尽してきたことを説明すると、
決して複雑にはならない。

「いままでこうしてきた。
後これが⾜りないと思ってやっているがまだ達成できる気がしない」

と説明するだけ。

超具体的で超シンプルなのだ。

「どうすれば売上が増えるのですか?」

という抽象的な質問をする人はいつも傲慢である。

対して、

「あと0.1を埋めるためのヒントを獲得させてください」

という超具体的な質問をする人はいつも謙虚である。

どちらが10年後に笑うのかはハッキリしている。

追伸.

あやふやな質問はもうやめよう。

あなたの質問には、「数値」と「固有名詞」は入っていますか?

 ...千田琢哉(2011年5月25日発行の次代創造館ブログより)

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