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【気づき】Vol.0921(2011年1月18日発行のブログより)

ポイントカード。

あちこちでポイントカードをつくるのをやめると人生が豊かになる。

これは本当だ。

最近ブログで財布の話をしたけれど、
ポイントカードでパンパンに膨れ上がったメタボ財布の所有者に、
お金持ちはいなかった。

名刺入れと財布の薄い人にはお金持ちが多い。

名刺入れと財布は毎日出入りが激しい。

毎日出入りが激しいからこそ、
人生すべてが整理整頓されているか否かが露呈されるのだ。

「顧客の囲い込み」

は流行らなくなる旨をすでに過去のブログでも繰り返し述べた。

ポイントを餌にして囲い込まれるのは奴隷と同じだ。

が、ポイントカードラッシュはいまだ健在だ。

すぐに半強制的にポイントカードをつくらせようとする。

あなたを加入させた店員の社内成績ポイントがアップするくらいだ。

これ以上、世の中に醜いメタボ財布を増やすのは頼むからやめて欲しい。

同時に、顧客側にしてもポイントなんかに騙されずに、
もっと自由を謳歌すべきだ。

ポイントのためにわざわざその店に買い物に行き、
その店しか知らない人間になってはいけない。

結局は損をしていることに気づこう。

リピーターとして飼いならされれば飼いならされるほど、
舐められてサービスは劣化していくのだから。

反対に、いつでも1回目の客として堂々と振る舞っていると、
サービスは劣化しない。

これはポイントカードを、

「断る」

ことでしか味わえない自由だ。

僕は昨年から、長年愛用していた飛行機のプレミアムクラスを手放した。

⾄れり尽くせりの雪だるま式のサービスだったが、
手放してみて気づいたことがある。

とても苦痛なことに耐えてでも無理に飛行機を利用していたのだ。

飛行機を使わないのではない。

飛行機以外の選択肢も自由に取り込むことができるのが、
真の豊かさであることを確認したかったのだ。

脱サラをしたことのある人であればわかるはずだ。

あんなにハラハラドキドキしていたのに、
手放してみるとまったく違った人生が待っている。

今まで上司や顧客の黒子でしかなかった存在が、
自分の人生をすべて小説の主人公として生きていくことができる。

ポイントカードすべてをやめる必要はない。

昨年通して自分を不自由にしていたカードを清算するのだ。

きっと、途方もない自由が待ち受けているはずだ。

何かにチャレンジするということは、
しがみついているその手を放してみるということだ。

 追伸.

ポイントカードを手放す度に、逆にお金が貯まり始める。

いかにポイントカードの奴隷になって、不本意なお金を払わされていたか。

これには驚く。

...千田琢哉(2011年1月18日発行の次代創造館ブログより)

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