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【気づき】Vol.1144(2011年8月20日発行のブログより)

空気。

サラリーマンは空気を読むのが得意だ。

当たり前だ。

空気を読んでいかなければ、
上からと下からの板挟みになっている存在としては、都合が悪いからだ。

「空気を読めよ」

というのはある種サラリーマン社会の中においては、
⼀番の戒めだともいえる。

つまり、空気を読まないことはもっとも軽蔑されることなのだ。

「最低」の烙印を押されてしまったようなものだ。

ところが、である。

数々の成功者たちと仕事をしてきてハッキリ気づかされたことは、
空気を読めない人が非常に多いということだ。

正確には、空気を読「ま」ないというのかな。

それもタイミングといい、おとぼけ具合といい絶妙なのだ。

話していた時には鈍感なふりをして、
行動ではちゃっかり見事なまでに繊細さを披露する。

サラリーマンが空気を読まなければならないのは、 弱者だからだ。

ただそれだけの理由だ。

弱者はお裾分けをしてもらわなければならないから、
お代官様の気分を損ねてはならない。

だから、

「ガセネタ」「悪⼝」の運び屋となる人も多い(最後に棄てられる)。

その上、手下に嫌われてデマを流されても都合が悪い。

一方、強者はその地位に上り詰めるまではうつけ者を演じ続ける。

空気を読めない人を演じているが、
本当は凡人の1000倍は空気を読んでいる。

その上で空気を読まないのだ。

空気を読まない演技は役者顔負けだ。

(こんなことを公開してしまったら叱られそうだ・・・)

最初は落ちこぼれのふりをしている。

次第にわかる人にはわかってくる。

凡人たちの顔は引き攣ってくるが、
もはやその溝は永遠に埋められることはない。

⼤胆かつ繊細というのは、 成功者たちの共通項なんだ。

ほとんどの人たちは、単なる猪突猛進か臆病者のどちらかに偏っている。

どちらかに偏ると、奴隷コースの人生決定だ。

カチン!ときた人は自分が奴隷コースを歩んでいることを認めた人。

大切なのはカチン!ときたか否かではない。

今の世の中は、王様コースの人生も、奴隷コースの人生も、
どちらを歩むのかは自分で決めることができるということだ。

追伸.

奴隷コースは競争率が高く、

王様コースはいつも競争率1.0倍。

 ...千田琢哉(2011年8月20日発行の次代創造館ブログより)

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