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【気づき】Vol.1049(2011年5月17日発行のブログより)

会いたがる人。

やたらに人に会いたがる人がいる。

やたらに人に会わせたがる人がいる。

共通点は、両者とも小粒人生で終わるということだ。

これはほぼ間違いない。

気安く人と会ってはいけないし、気安く紹介を頼んではいけない。

どちらも長続きしない。

それよりは、1人の時間にきっちりと勉強して、
⾃然に⼀緒に仕事をするようになっておくことだ。

猛烈に勉強して力をつけておけば、
王様と奴隷の関係ではなくて友人として巡り会うことができる。

勉強していない出逢いは、単なる通行人で終わる。

ここが大切なところだ。

王様と奴隷の関係で会っても、
今回の人生においては永遠に通り過ぎたまま終わる。

王様は忙しいのでいちいち憶えていない。

これは仕方のないことだ。

サラリーマン時代の僕は偉い人に会う仕事が非常に多かったけれど、
紹介を頼んだことはただの⼀度もない。

紹介してくれた人にも紹介して会った人にも迷惑をかけるからだ。

自分を含めて3人分の命を奪うことになる。

先輩で1人有名な紹介マシーンがいた。

知事や大臣、終いには総理大臣にまで会わせろと、
お偉いさんに懇願していた。

この人の出⾝の会社は猛烈営業マンで有名で、
独立する人もたくさんいるがよく倒産している。

この人もどんどんキャリアダウンしていった。

後輩にはもちろん女性社員からも尊敬されていなかった。

いざとなったら逃げる人だった。

ここから僕は貴重な教訓を得た。

たくさんの人に無理⽮理会えば会うほどに、
周囲も自分もレベルがダウンしていくということだ。

個の力が圧倒的になれば、間違いなく自然にオファーがやってくる。

必ず、だ。

それまでは勉強することだ。

お願いしてはいけない。

お願いするということは、
勉強不足で実力がない事実から目を背けている証拠だ。

社長でも、やたらに「紹介好き」がいる。

この人たちの会社は必ず斜陽化する。

紹介好きになったら、御隠居生活の始まりだということだ。

お見合い話好きなおばちゃんの男バージョンだと考えていい。

自分が満たされていないから、
勝手に「役に立った」という自己満⾜に浸りたいだけの話。

頼んでもいないのに勝手に紹介して会わせたくなるというのは、
極めて上から目線であり、自分は成長するのを諦めている証拠なのだから。

名刺コレクターやパーティー好きにお金持ちや偉い人はいない。

追伸.

忙しいことは、たいして自慢することではないことを知ろう。

人と会うことそのものを目標にするのはやめよう。

一日何人がノルマ、というのは迷惑千万なのだ。

そんなに業界の地位を下げて後輩に迷惑をかけてどうする?

 追伸の追伸.

「ファンなんです!」

と言って会いにくるのであれば、
少なくとも僕はその人の出している本はすべて読んでおくし、
歌手だったらCDもすべて聴いておくのが当然だと思うな。

興味があるっていうのは、そういうことだと思う。

そうでないと命の時間がもったいない。

 ...千田琢哉(2011年5月17日発行の次代創造館ブログより)

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