個人より集団で取り組んだ時のパフォーマンスが低下する要因

集団のパフォーマンスが低下する要因の一つに
「社会的手抜き」
が挙げられる

「社会的手抜き」とは
個人が単独で作業を行った場合に比べて
集団で作業を行う場合の方が、
一人当たりの努力の量(動機付け)が低下する現象である

例えば…
お神輿を10人で担ぐ場合、
一生懸命支えているのは2人、
ただ肩に当てているのは6人、
ぶら下がっているのは2人と言われたりする。
→8人の演技力!


社会的手抜きの防止(4つ)

個人の貢献がわかるようにする
個人の成果や作業量を数値で管理する。

課題に対する自我関与を高める
興味を引くもの、挑戦したいと思えるものを
課題として設定する。

他者に対する信頼感を持つ
他者が全力を尽くしていないと感じたとき、
自分だけが一生懸命にするのはばかばかしいと感じ
パフォーマンスが低下する。

集団全体のパフォーマンスの変動についての情報が成員個々人に与えられる
集団全体のパフォーマンスが
リアルタイムで個人にフィードバックされる。

→集団のパフォーマンスを低下させないためには、
集団内の人間関係、課題の内容、成果の可視化
等に注意を払う必要がある。

参考・引用文献
釘原直樹(2020).グループダイナミックスー集団と群衆の心理学.有斐閣

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