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私は運が悪いんです、と言っていた友人

「私はいつも運が悪いんです。
人気の商品を買いたくて並んでいても、ちょうど私の前で売切れるし。。
だから何か楽しみなことがあっても、実行できるかギリギリまで不安です。」

って、言っていた私の友人。
彼女が最近メキメキと変化をしています。

先日、自転車に乗っていたら、長いスカートが車輪に巻き込まれて転んだそう。
想像つくけどそう言う時って本当、急にべたん!て横に倒れるんだよね。
それが、ちょうど、マンションの駐車場のチェーンに乗りかかるように転んだおかげで、当たった手とか肩も青あざできるくらいですんで、一人では起き上がれなかったところを通りかかった女性が助けてくれて、巻きついたスカートを外して、起こしてくれたそう。

その時、友人は、あーついてない、と言う思いよりも先に、車道側じゃなくてよかった、この女性が通りかかってくれてよかった、こんな程度で済んで本当にありがたい!って咄嗟に心から思ったんだそう。

これまでの彼女なら、私はやっぱり運が悪いって思いそうなのに、彼女の変化に嬉しい驚きでした。それと、以前、運が良くなるために脳をだます、みたいな話を聞いた時に、何かトラブルが起こった時、「最悪!」って言いそうになるのをグッと飲み込んで、「ちょうどよかった!」と言い換えるといいよ。そうすることで、脳がちょうどいいことを集めようとするから、運が良くなる!と言うような話を聞いたことを思い出した。


なるほど、その話の意味は理解できるけど、「ちょうどよかった」と口にすることで多少ごまかせるとは思うけど、心の中では「最悪」だと思っているんだよね。とちょっと違和感を感じていた。

でも、彼女の話を聞いて、そのちょっと感じていた違和感がスッキリした。
その瞬間すでに、心から感謝してるんだよね。
トラブルが起こった時、大変なことではあるけど、この程度で済んでよかったと、不幸中の幸い、みたいな気持ちを自然に持てることがなんかとっても素敵だなあって。
そんな彼女がとっても素敵で、共感できる私もなんか素敵だなぁなんて思ったのでした。




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