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「グレープフルーツファンタジー」を素因数分解すると

私、MOSHI-MOSHIというバンドをやってまして、先日(2023/12/3)「FUSHIGism」という音源を出しました。全3曲なんですが、その中の「グレープフルーツファンタジー」という曲について、この曲を構築している要素は何か?というのを考えたのでメモ代わりにしておきます。


ピンホール / OGRE YOU ASSHOLE

シンプルなのに頭の中をつきまとうイントロのメロと人懐っこい全体像はこの「ピンホール」に近づけられないか意識していました。「グレープフルーツファンタジー」はイントロリフが出来たところから一気にブワーと全体が生まれたのですが、このイントロリフを強烈に残すべく、間奏でコーラスも入れています。

ENGAWA DE DANCEHALL / neco眠る

こちらも人懐っこい全体像ですが、より日本・中国(しかも語尾が「アル」とかのイメージの)的なメロディが強烈。またメロディではなくギターのコードを使ったリフなのもかなり近い。インストかつもう少し盆踊りとかダンス寄りではありますが影響うけまくってます。

美しい / ゆらゆら帝国

後半のアウトロ前(ほぼフリー演奏)ですが、キラキラ感としてはこの曲が好きなので影響されました。なんかこうキラキラすぎて目の焦点が合わなくなる感じというか、波の中に入りすぎて一瞬意識しなくなるようなイメージがやりたくてこの曲に近くなったと思います。「グレープフルーツファンタジー」の歌詞の中で「バイクで二人乗りしてたら悪魔のささやきが聞こえてスピードを上げた結果…」みたいな部分があって、そこはもう走馬灯というか一瞬の出来事なんだけどスローモーションみたいなイメージに後からこじつけたらなんか良い感じになりました。歌詞はほとんどがあとから考えて、しかも意味も後づけです。訴えたいことはそうそうありません。

個人的には自分が作った曲でベスト1、2のポップさがあるので無理にそこはひねらずメンバーの皆さんが合わせてくれてると思います。聴いていただいた方もまだの方も「グレープフルーツファンタジー」を是非よろしくお願いします。

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