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国宝 山鳥毛 19.10.9

長船と一文字【特別展示】

国宝 無銘一文字(山鳥毛)



備前長船刀剣博物館8日間限定で国宝、山鳥毛の展示が行われました。

昨年から、山鳥毛をふるさと長船へ返そうとその為に寄付を募り、買い取る為に莫大な費用が必要だとニュースでも取り上げられていました。

山鳥毛は5億円、備前長船刀剣博物館の改修に1億円と刀だからこそ、美術品を生み出す場所であるからこその金額になっています。

まだまだ、購入には遠く、今回の山鳥毛里帰りプロジェクトとして一時展示が行われました。


博物館に入って1階は、長船派の祖とされる光忠の作から、長光、景光など鎌倉から室町まで作風の変化を感じ取れる展示となっていました。

また、ガラス越しでありながら距離が近く照明も絶妙で肉眼で地肌まで見ることが出来ます。

2階は、一文字派をメインとし、拵と共に刀剣を見る楽しみ方も出来ました。

山鳥毛は、上杉景勝の愛刀として知られている国宝です。

刃文は重花調の大丁子乱れは、水面に激しい雨が打ち付けた時の跳ね返り、又は野原を炎が焼き尽くしているかのようで力強く、尚且つ美しさが際立って見えました。

今まで見たことのない大胆な刃文が特徴的で見る者を虜にする、そんな刀でした。


また、実際の刀を持つことが出来、太刀を持ったのですが、あまりの重さにこれを持って戦った武士は流石だなと感じました。


他にも山鳥毛のプロジェクトに合わせて、コスプレで巫女さんの格好をして丸亀のニッカリ青江の灯篭と一緒に写真を撮って頂きました。

更に、刀を作るところ、研ぐところ、拵えの作りまで実際に見ることが出来、とても貴重な作業を間近で見ることが出来ました。



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と、まぁ、こんな感じで過去の鑑賞レポートを記事にしていきたいと思います。

私は知識が豊富な方では無いので、調べた事やその感想を書いてることが多いです。

もし、美術品に関する史実や詳細に間違いがありましたらコメントなどで、ご指摘いただけると幸いです。

この記事が、誰かの暇つぶしになればなと思います。


汐那

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