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利用しているサブスクについて思うこと Microsoft 365、アマゾンプライム、オーディブル

サブスク成功のためのポイント

ポッドキャストで、「717回週間日経トレンディ&クロストレンド サブスクの成功を分かつ5つのポイント」を聞いたところ、サブスク提供側の成功のための5つのポイントは、以下のとおり。
① サブスクの本質の理解
② 提供価値の設計
③ プレミアム感
④ 顧客のデータ化
⑤ 収益を得る仕組み

利用しているサブスクについて思うこと

 さて、自分は、以下のサブスクを利用しています。これらを「②提供価値の設計」、「③プレミアム感」について利用者として考えてみます。
(1)Microsoft 365 【年間12,984円】
(2)アマゾンプライム 【年間4,900円】
(3)オーディブル 【年間18,000円(月額1,500円)】

サブスク:Microsoft 365の使用感想

 Microsoft 365(昔のオフィス365)は、いつでもオフィスソフトの最新版が使えるというサービス。
 「提供価値の設計」:10種類のオフィスソフトの最新版の使用権を安く提供しています。しかし、全員が10種類のソフトを使いこなしているでしょうか? 個人的にはソフトを使い切っていないと感じてしまいます。そのため、契約料を安価にして、ワードやエクセルだけ使用できるオプションを作った方がいいのではと思ってしまいます。
 「プレミアム感」:残念ながら、プレミアム感はあまりありません。これは、ソフトが悪いという意味ではなく、最新版でなくてもワードやエクセルは十分な機能を持っており、最新版だからこそのプレミアム感があまりないという意味です。これら2つのソフトはよく使用しています。(ワードの文体直し、読み上げ機能は文章の校正に便利ですし、エクセルは、利用者が多く、関数のヘルプがネットで調べやすいところが便利です。)

ソフトを所有しているわけではない

 このサブスクは、使用権を購入しているので、ソフトを所有しているわけではありません。例えば、メインで使用しているPCで契約している場合、古いPCで、たまに作業をすると、オフィスソフトがないので、以前作ったファイルが開けない状態となります。このとき、このサブスクは「使用権」を購入していると実感します。買取りのオフィスソフトであれば、古いPCでたまに作業しても、当然ですが、ファイルは開けます。(ソフトのバージョンは古いままですが)

サブスク:アマゾンプライムの使用感想

 アマゾンプライムは、音楽、本、ビデオが、(それなりのラインナップで)見れるサービス。ラインナップは少しずつ変わっていくので、すべてを見切ってしまうことはありません。
 「提供価値の設計」:音楽、本、ビデオなどの作品をそれなりに「見れる」ことを提供しています。作品を保有しなくても「見れる」ことで十分と考えており、もし、保有したい作品があれば、アマゾンで購入できます。つまり、これは、広い意味でのアマゾンの囲い込みなのかもしれません。実際に1巻だけ無料という漫画もあります。
 また、便利な機能として、一種のしおり機能があり、ビデオや本では続きから読むことができます。
「プレミアム感」:数は少ないですが、アマゾンプライムだけで見れるオリジナル作品がプレミアム感となりえます。

サブスク:オーディブルの使用感想

 オーディブルは、毎月、オーディオブック(本の朗読を録音したもの)が購入できるサービス。
 「提供価値の設計」:毎月オーディオブックを1冊購入できることを提供しています。制度としては、毎月1枚のコインがもらえ、このコイン1枚で1冊のオーディオブックが購入できます。オーディオブックの定価は、このコイン1枚に支払う値段(1500円)より高く設定されています。つまり、毎月、何かを購入する契約で安くしてもらっていると考えてもいいかもしれません。加えて、このコインで購入したオーディオブックはオーディブルを解約しても聞くことができます。

オーディブルはサブスクなのか?

 そう考えると、これはサブスクなのでしょうか? 疑問になってきます。サブスクであれば、契約中、「オーディオブック聞き放題」と言うのが適切でしょう。(別のサービスでは、このタイプで運用されています。)
「プレミアム感」:オーディブルだけのオーディオブックもあります。そもそもプロが朗読してくれる本=オーディオブックにプレミアム感があります。
 現在は、「オーディオブック聞き放題」という形式になっています。また、ポッドキャストも聞き放題になっています。オーディオブックとポッドキャストの関係が不明なのですが、、

オーディオブックの利点

 通勤途中の時間を有効に利用するため、オーディオブックを検討しており、読み上げソフトは試しましたが、機械的な音声で耳障りが悪く、文字の読み方も違ったりするので好きになれませんでした。そのため、プロが朗読するオーディオブックが最良と思っています。
 しかし、価格帯は2000円~3000円であり高いと感じていました。オーディオブックを単品で買っていたので、安く購入できるサービスとしてオーディブルと契約しました。
 また、朗読者との相性もあります。これについては、購入前に部分的に聞くことができるので、相性が確かめられます。さらに、オーディオブックは目が疲れないのも利点です。

インプットのための自己投資

 オーディブルはオーディオブックを毎月購入しますが、インプットを一定量するための自己投資と考えています。これが、現在のところ一番の高額になってしまいました。しかし、以前、電子書籍が始まったころ、大手出版以外の発行する電子書籍を購入するとOSのバージョンアップにともない読めなくなることが多々ありました。アマゾンーキンドルであれば、そういうこともないかと思います。

電子書籍やオーディオブックの所有とは

 別の問題として、電子書籍やオーディオブックの所有とは、どういうことを指すのでしょうか? ①いつでも読める。②飽きた時に中古として販売できる、または人に譲れる。と考えて見ました。

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 「所有」というからには、②までが必要で、①だけでは、「無期限のレンタル」というべきでしょう。 
 「使用権」(≒無期限のレンタル)か「所有」か。どちらにこだわるのか、サブスクを通して考えてみました。

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