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本をおすすめした話

こんばんは🌙


タイトルの通り、本日夕方に「人に本を紹介(プレゼン)する機会」がありました。
私がお勧めした本は「Veil」というイラスト集兼コミック本。
私が学生時代から愛してやまないこの本を、人に紹介するという機会は、実は人生で初めてのこと。


本との出会い(馴れ初め?)や簡単なあらすじ、この本と出会ってどんな風に思ったか、印象に残っているシーン、などなどをお話したのですが、思いの外説明が好評をいただいて、会の参加者様たちから「ぜひ読んでみたい!」とのお言葉をいただきました(嬉しい…!)。


この場を借りて、ここでも少しだけどの様な本なのか説明をさせていただくと、
ヒロインは生まれつき目が見えないという特性をもつ女性で、名家の実家から家出を決行している最中、主人公の男性に出会います。
主人公はイギリスの警察官。本当であれば実家に送り届けることが職務なのかしら…と思うけれど、しかしながら実家に帰りたそうにはどうしても見えない。
そこで、職場(警察署)の電話番のお仕事に2日前から欠員があることをそっとヒロインに伝えます。


安全で穏やかだけれどひどく退屈な実家から飛び出し、家族の忠告も軽くあしらい、見返してやるんだからと自力で新しいことに挑戦しようとするヒロインと、その背中をそっと押しつつも、温かく見守り、時には翻弄されながらも関係性を深めていく主人公。


そんな2人の出会いや、徐々に距離が縮まっていく様子、近すぎず遠すぎず、濃すぎず淡すぎず、2人だけの世界や2人を取り巻く環境がじわじわと、しかしながら確実に変化していく様を見守ることは、私にとって、
「1歩踏み出す勇気」「逃避」「チャレンジ」「包容力や許容力」がいかに大切かを思い出させてくれる、そんな本だと思っております。


偶然か必然か、はたまたその両方か、運命や縁が絡み合う感じ、そして家族、職場、ルール、周りからの意見、世間の目など、様々なしがらみや固定概念がある世の中で、ほんの少しだけ「非日常」に踏み出す1歩、その勇気さえあれば発見や気づき、新たな出会いが重なることもあるのではないか、その渦を巻き起こすことが出来るのではないかというふうに感じ、あと1歩、ほんの少しだけの1歩を踏み出す勇気ややる気、チャレンジ精神をくれた本です。


…長々と書いてしまいましたが、気になる方はぜひ買って読んでみてください。購読することに後悔はさせません。
そして、もしよかったら、私と感想を語り合いましょう。


sen

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