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バードウオッチングは楽しい

バードウォッチング歴半年の初心者(33歳男)の目線で、バードウォッチングの魅力について書いてみます。


私と野鳥の出会い

私がバードウォッチングを始めたきっかけは、天体観測のために新しい双眼鏡を買った頃、曇りが続いていたことでした。「星が見えないなら鳥でも見ようか」そんな後ろ向きな理由で、双眼鏡を持って近所の大きな公園(水元公園)へ散歩に行きました。この時点で鳥への興味はゼロでした。

しかし、たった一時間の散歩に、予想もしていなかった感動が沢山有りました。

  • 大人の太ももくらいまであるデカイ鳥が身近にいて、池の小魚を捕って食べていること(後日、アオサギという鳥だと知りました)

  • 地上には小鳥がいっぱいいて、草むらの虫をつついて食べている野性味(こちらはムクドリやセキレイでした)

  • スズメだと思っていた樹上の小鳥が、実はいろいろな種類の鳥たちだったこと(シジュウカラやヒヨドリ、コガラでした)

  • 自由自在に空を飛び回っているツバメの、優雅な姿

  • 池の桟橋にいた、黒くてイカツイ、どこか爬虫類のような見知らぬ鳥(カワウでした)

東京都区部にこんな野生があるなんて、全く思っていませんでした。人間が暮らしているのと同じ場所で、でも多くの人間の意識の外側に、野鳥たちは暮らしていました。

やってみる前はジジくさい趣味だと思っていたのですが、やってみるとすっかり野鳥の魅力に取り付かれてしまいました。メモを辿ってみると、半年で、識別出来ただけでも50種類くらいの鳥を見てきたようです。正に、ポケモン図鑑を集めている気分ですね。

もう少し、野鳥の魅力

山奥に行かなくても、公園や農耕地、市街地にも意外と多くの種類の鳥がいます。決して珍しい鳥でなくても、身近な鳥をより深く知っていくのも楽しいものです。

例えば自分の中で「カモ」だったのが「カルガモ」「マガモ」「ヒドリガモ」「オオバン」などに分かれていき、それらの生態の違いが徐々に分かってくるのは素直に嬉しいことです。

例えばツバメが子育てに必死になっている様子を見ると、私も家族のために家賃と食費を稼いでこないといけないことを再確認します。

例えば春になってヒバリやウグイスが鳴き出すと、季節の変わり目を感じられます。

このように野鳥を通して、自然とふれあう機会、自分の周りの世界を見つめ直す機会を得られる、これが一番の楽しみかもしれません。

双眼鏡のススメ

裸眼でもバードウォッチングできるという人はいますが、私はやはり双眼鏡を持って始めるのがオススメです。視界が変わると注意の向け方も自然と変わるので、初心者ほど双眼鏡の恩恵は大きいと思います。

スペックに関しては、10倍以下ならどんなものでも役立つと思いますので、押し入れに眠っている双眼鏡があれば外に持ち出してみてください。もし、今から買ってみようと思うなら8×30(8倍で対物レンズの口径が30mm)前後のものがオススメです。

※双眼鏡だけならもう少し安く買えるショップがあります。

まとめ

バードウォッチングを初めて間もない私が、野鳥観察のどこに惹かれていったのか振り返ってみました。気軽で健康的な趣味の一つとして、これからもしばらく楽しめそうです。

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