何でもやってみてもいいんじゃないかと思った話5 ポータルミュージアムはっちについてと八戸のまちについて②
ポータルミュージアムはっち
こちらの施設、人口減少が進む中にどどーんと建てられたいわゆる「ハコもの」的な施設。コンセプトは下記の通り
「はっち」は地域の資源を大事に想いながら、新しい魅力を生み出していくところです。地域の資源を大事にすること、市民と協働すること、まちなかに回遊することを意識し、3つの事業を行っています。
漠然としていてとらえどころのない施設だなぁなんて思っていました。
が、やはりいざこう「なにかやってみようかなぁ」と思った時に安価にチャレンジできる場があるというのは大変良いなと。
私は、はっちができる周辺の年からかれこれ10年近く八戸市から離れていたのと、子供の部活に根こそぎフリーな時間をとられていたため八戸市の変化をあまり感じずにいたのですが、改めてじっくりと八戸の街を見てみると
さ…寂れ具合が……。
八戸のまち(昔ばなしです)
先日、子どもの進学の準備のために中心街に行ってきました。どうして中心街かというと、節目節目には郊外型ショッピングセンターや商業施設ではなく「まち」で準備する的なイメージがあったんですね。百貨店で準備というか。例えば制服やカバン、靴などいつもの場所ではなく「ちょっといいところで買いましょうか。」というストーリーというかハレのイベント。
そういうストーリーをふと思い出して、地元を離れる子供にも同じように「まちでスーツを仕立てて、靴を準備する」イベントをしようかなと思ったのです。
が、思った以上に町がスカスカになっていて、昔からあったカバン店は閉店売り尽くしをしていたり、化粧品もあるにはあるけどなんというか「ちょっと背伸びして買う品揃え」ではなく「必需品としての品揃え」というか、なんというか。
そう、昔私が町に感じた
「背伸びしたくなる感」
がなくなっていたのです。これにはちょっとびっくりというかショックというかなんというか。結局郊外型のお店で購入したのですが。
我が青春の八戸のまち
八戸市は田舎ではありますが、それでも昔は町(中心街)には本屋が3軒あって、レコード店も2つあって(もっとあったかも)、小さな路地には古着屋や古本屋、ハギレ屋さんなんかがあって、中心には百貨店(高い)、その周辺に若者向けのファッションビルなどがあった気がします。丸1日ブラブラしながら安い喫茶店でランチしたり、1冊の本を買うに何店舗も回ったり。
こちら八戸市出身の方が「香水」を替え歌にしているのですが、1分14秒の「ヴィアノヴァ」とか、それだけでぶわあああっとあの通りを通った空気感や、香りが蘇るというか。
そして前回書いた「パラボラ」という多目的催事スペースがあって、そこで行われるイベントをドキドキしながら見に行ったものでした。
ビジュアル系のフィルムコンサートがあるとビルにそれっぽい格好のファンの皆さんがあふれたり、そんな様子を眺めてはドキドキしたりワクワクしたり。
という経験を今の中高生はどこでするんでしょうか。
ネット?ネットなのかな。なんというか「身近なお兄さんお姉さんの姿を見てワクワクする場所」ってどこなんだろう。
多分この投稿者さんが私と同年代かもう少し上な感じなんです、そうそう地下とか雑居ビルもこちゃこちゃあって百貨店などの文化と共に、そこに手が届かない若者文化・隙間文化ってのもちゃんとあったはずなんですよね、八戸。
そこで再びはっちについて
で、そこで最初のはっちのコンセプトに戻るんですが
「はっち」は地域の資源を大事に想いながら、新しい魅力を生み出していくところです。地域の資源を大事にすること、市民と協働すること、まちなかに回遊することを意識し、3つの事業を行っています。
なるほど。納得しました。
そして、こちらのリンクにあるミッションにも納得。
とはいえ、今回の公演は「八戸に元気を!」てな崇高な目的ではなく、あくまで「私がみたいものを呼びたいたい」ってだけなんですがね。私利私欲です。
でもその中にやはりすこし「子供のころのワクワクをまた八戸で感じたいな」って思いもあるのかも。そして、昔誰かが私にワクワクをくれたように、今回の公演が誰かのワクワクになったら、実際に見に来なくてもチラシや宣伝で「なにやってんのかな。」「なんかやってるな。」という感じを誰か1人でも感じてくれたらとてもうれしいなと思うのです。
因みに、会場となるシアター2前の展示にはこんなイカの照明があるので
このネタとかどうでしょうか。意味不明で好き。
というわけで、昨今の情勢に少しめげそうになっておりましたがなんとか公演までこぎつけたいなと思います。
来年またなにかやれたらいいな