夢のあと（SEMPRO BRAND Op.2）のリポジトリ

2024年8月22日 08:18

Vocal：知声（voisona）
Music：SEMPRO
Illust：Dall-E

味気のない昼下がり　うとうとしてた
何も見えない未来の夢を見ていた

真っ白な夢の中　当てのない迷子の中では
今日も昨日も届かない

何でも描けてた　ほんとに小さな頃にだけ
好きに描くにも才能がいる
今更自由と言われても

「ほら」
誰かに
「手を」
引かれて
「いこっか」
どこにもいけないよ
「見せてあげる」
何を？
「夢を」「未来を」
ふたつ混ざり合って

広がる景色の中で、きらきらしてた
見たこともない舞台の上、とても沢山の人達が
その真ん中に立つ誰かを　誰もが待ってた

みんなが、あなたを待ってる
と、声が聞こえた
私は踏み出せずにいる
ただ、眩しくって

小さな頃　羨ましくって遠くから見てた
とてもたくさんの数が並んだ色鉛筆を

あの頃と同じ　私は
眺めるだけの自分が
嫌になる
夢に見る
自分を信じきれないまま

ねえ
あなたに　手を引かれた　皆が
どれだけいるか　見える　なら
私も同じように　みんなに手を引かれて
支えられてたことを
あなたも分かるときが来る　だから

どれだけの色を揃えても
描ききれないほどの
色鮮やかな未来へ
ドアを開けて！

走り続けて　眩しい　光の中でも
子供のころ無邪気に描いたような
とびきりの夢を

失敗も不安も何度も　出会うだろうけど
全部織りまざって　綺麗な
あなただけの色になる

これから出会う人たちと
一人ぼっちで描くものじゃないのなら
夢をみれるかな？
いつかほんとになればいいな
どこまでいけるかな
影が言う
「あなただから、どこまでもいけた」と

なんにもないありあわせの　居場所のなかで
夢の残り香が　あとを引いてた
「不思議な夢を見た」って話しかけてた
先の見えない未来に
ぎこちない絵でも描けるなら
きっと　もう
大丈夫だって　言えた