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先天性股関節脱臼の方の歩行困難が、遠隔整体(腰枕のみ)で改善され、愛犬の散歩ができるまでに回復



概要

先天性股関節脱臼の方の歩行困難が、当方で独自にお教えしている腰枕を実践することで改善され、短期間で愛犬の散歩ができるまでに改善されました。

腰枕と言えば一般的には、お臍の下当たりを中心に腰に枕を入れるものですが、この腰枕は、両股関節内旋の方々に脚長差や外転度を鑑みた上でこちらでお教えしている自己矯正法のひとつで、磯谷式力学療法で行っている腰枕とは、方法と目的が異なるものとなります。

歩行困難、異様なまでの反り腰

先天性股関節脱臼のクライアントK様は、ひと月程前から歩行困難に陥られ、日常の動作にも困難を来たす状態だという事で、ご家族(娘さん)からご連絡があり、緊急にZOOMで繋がりました。

若い頃から様々な療法を受けられたと言う事ですが一向に良くならず、3年程前から徐々に歩きづらさを抱えるようになり、ここ半年位は放置状態、愛犬を散歩に連れ出せなくなり、心理的にいよいよ追い詰められているご様子です。

左脚が長く左股関節が内旋、先天性股関節脱臼の右股関節も後方脱臼で両股関節共に過度に内向きが進行している為、骨盤が大きく前傾して反り返っていて、これでは、歩くことは元より仰向けに寝る事さえできず、日常の殆どの動作、起き上がる、立ち上がる、座る、体の向きを変えるなどすべてに支障が出るのも無理はないと納得できる状態でした。

股関節のタイプは、矯正スクワットで確認するまでもないのと、穏やかな作用で効果的なものとして、現時点でできる自己矯正法のご説明をしたのですが、今回は、その中の腰枕と就寝時の姿勢のみ行いました。

遠隔時、腰枕の最中に言葉を失われる

実際に仰向けの状態で、言うとおりにクッションを娘さんに腰に差し入れて頂いたら、体が楽になった感覚に浸っていらっしゃるようでした。
せっかくですので、クッションを厚くして肩先にも入れて頂くと、『全身が楽』と仰られ、本格的に静まり返ってしまわれました。

腰枕の後、歩きやすくなったと言われる

数十分位そのままでいて頂き、説明を続けたのですが、最後に立ち上がった時、これまでより楽だし歩きやすいということでした。

二週間後、愛犬との散歩が復活していた

この時から2週間空けて、又、ZOOMで繋がりましたが、こともなげに愛犬との散歩の話をし始めるのです。

歩行困難という状態からは信じられない程に立ち直られているご様子で、ご本人は左程不思議そうでもなく、お話を伺うと、その後、この腰枕だけを実践されていたそうです。

昼も夜も、腰枕を実践

寝ている時は腰枕と背中クッションを維持するように寝て、昼も疲れたら腰枕をして休まれていたそうです。つまり、毎日、股関節の矯正をしていたようなものです。

娘さんは流石に驚かれていたのですが、実は、私もこういう事は初めてではないのです。
以前にも、臼蓋形成不全の方で同じように腰枕が気に入って、それだけの自己矯正で歩けるまで回復した方がいましたし、効果の程は分かっていて私もそれ程には驚かなかったのですが、あのような状態から短期間でここまで、腰枕を真摯に実践いただいた事にとても感動しました。

腰枕の秘めたる力

又、両股関節内旋や後方脱臼の方の場合、短い方の脚の痛みなどが酷く重心をかける事ができなければ、矯正スクワットを用いて行う遠隔での矯正が難しいのですが、そういった場合でも、この腰枕を行えば、矯正スクワットを出来るところまで持っていく事ができます。

この腰枕は、実は、股関節タイプに合わせて調節をすることで、両股関節の内旋や後方脱臼、骨盤の前傾、脚長差、それに外転の矯正まで出来る為、股関節的に非常に苦境に陥った方でさえも、助けだすことができる力を秘めています。

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