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本当に暗算が出来る様になった『小学生がたった1日で19×19までかんぺきに暗算できる本』(ダイヤモンド社)

ほぼ毎日読書をし、ほぼ毎日「読書ログ」を書いています。460冊目。

休みの日、散歩がてら本屋に行くことが多いのだけど、出かける際に、小学生の娘に本を頼まれる事がある。

先日も小学五年の長女から「『時間割男子』の最新刊が欲しいから買ってきて」と頼まれた。

しかし、書店で探しても、それらしいのが見つからない。

そこで、棚の整理をしていた書店員さんに声をかけ

「『日替わり男爵』の最新刊はありますか?」

と聞いた。

聞いた後、スグに男爵でも日替わりでもない事に気がついたが、おじさんともなると、ここで取り繕うと「変な事をいって若い店員をたぶらかそうとする人が絡んできた」みたいな事になるので、馬鹿な人が来たと思われるのを覚悟し、真剣に「日替わり男爵」を探す人になりきった。

しかし、書店員さんは承知したという顔つきで、無言で歩き出した。ついて行くと、案内された先には、確かに『時間割男子』が置いてあった。

凄い能力だ。

店員さんに「ありがとう」とお礼を言うと、無言でうなずいて去って行った。ありがとう。

さて、目的の本も見つかったので、そのまま買って帰れば良いのだけど、書店では、目的の本をみつけても「ついでに何か別の本」が欲しくなる。

早速あたりを見回すと、うんこドリルに端を発する「奇をてらったドリル」のコーナーの隅に、小学生向けに19x19までのかけ算を訓練させるという硬派なドリルが売っていた。

小学生だろうが大人だろうが、暗算が出来ると生活上便利この上ないので、これは良いモノだな、ということで一緒に購入してみた。

さっそく小学五年の長女に渡してみると、意外にも気に入って取り組み始めたので驚いたのだが、とうとう1ヶ月くらいでやりきったのにも驚いた。

そして、本当に19x19までの暗算が出来るようになったので驚いた。

インドでは12x12まで暗記させると聞いた事があるが、それを超える偉業。

暗算が得意になると、世の中で(居酒屋の割り勘やなどで)どれほど尊敬を集めるか、などメリットを熱く語ったのが良かったみたい。

さらに中学受験をするとなると、計算なんてものは息を吸うよう、素早く、正確にこなさなければならないので、暗算でカバー出来る範囲が広がるのはメリットしかない。

小学五年でこのレベルの暗算が出来るのは大きな武器になると思う。思いつきで買ってしまったけど、結果としては大バンザイだ。良かった良かった。


「それって有意義だねぇ」と言われるような事につかいます。