毎日読書#180 『丕緒の鳥 (ひしょのとり) 十二国記 5 』(小野不由美)
とうとう5巻目まで来ました。今回は短編4本です。
民に近い官僚たちの話。
『丕緒の鳥 (ひしょのとり) 十二国記 5 』(小野不由美)
扱っている題材が、我々の住む世界の抱えるイシューにもつながっていて、私達の世界と十二国記の世界とは、どこかで強く繋がっているのね、という感想を持つ。
と、同時に、この十二国の世界の、どことなくゲームの中の世界のような感じが強調されてしまって、残念に感じたりも。
よくできたファンタジー物の短編として読むと、よくできていて面白いしカタルシスも有るのだけれども…… なぜか読後感は良くない。
ゲームのサブクエストをこなしたあとのような、中途半端な満足感。
「それって有意義だねぇ」と言われるような事につかいます。