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【注目ニュース】ルネサス パワー半導体生産の甲府工場の稼働を開始

発表日時:2024年4月11日

概要

ルネサス エレクトロニクス株式会社は、特にEV(電気自動車)向け需要の拡大を見据え、パワー半導体の生産能力を増強するために、甲府工場(山梨県甲斐市)の稼働を開始させました。

甲府工場は、150 mmおよび200 mmウェハ対応の生産ラインとして使用されていましたが、2014年に稼働を停止していました。

ところが、EV向けを主として脱炭素社会に向けて需要が高まるパワー半導体の生産に向けて、900億円を投じて300 mmラインとして甲府工場を再稼働させます。4月11日からは生産ラインのテスト稼働を行っており、2024年7月~9月には試作を開始、量産は2025年開始との見通しです。

パワー半導体の中でも主にIGBTやパワーMOSFETの生産を主眼に添えています。これによりルネサスのパワー半導体の生産能力は現在の二倍に増強される見通しです。

一言コメント

今回のルネサスの話もそうですが、山梨県は半導体分野の企業の招致に対してかなり積極的に取り組んでいる印象です。装置メーカーである東京エレクトロンも韮崎に拠点を持つ際に、自治体が積極的に整備に協力してくれたことが大きかったと言っていました。

雇用をはじめとした大きな経済効果を生み出す半導体企業がスムーズに事業運営するためには行政のサポートが重要だなと思いました。

それでは!

参考文献

パワー半導体生産の300㎜ラインとして甲府工場の稼働を開始 | Renesas


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