見出し画像

こどもの日 季節の花束

ゴールデンウィーク
広島市内はフラワーフェスティバルなどで
盛り上がっている。

そんなこどもの日の今日
奥さんから買い物を頼まれた。
優先順位 
①菖蒲の葉 ②柏餅(無くてもよい)

菖蒲湯にしたい

こどもの日の行事の中に菖蒲湯という
概念がないまま育ってしまった。
菖蒲の葉が分からない。

奥さんからはこの時期のスーパーには
大体あるだろうと言われて出ていく。

Aスーパー(小さ目)の花売り場
何種類かバケツに入っている。
全ての商品名が「季節の花束」と書いてある

識別不能

だが事前にネットで画像を調べたところ
デカいニラだと解釈していた。

それに限りなく近い葉っぱがある
「季節の花束」として。

めちゃくちゃ悩んだ。

万一、菖蒲でなかった場合、
風呂に謎のエキスが溶け出してくることを
想像すると怖くなった。

購入を諦めもう少し遠い
Bスーパー(デカい)に。
ここなら絶対あるだろう。

とてつもない量の柏餅が入り口に置いてある。
よしよし。勝負あったな。菖蒲だけに

花売り場へ行く。
花は大量にあった。品名も書いてある。
だか菖蒲という名もデカいニラも見当たらない。

無いんかい。。。

いずれも独立した花屋ではなく店員さんは常駐していない。
サービスカウンターまで聞きに行くのも面倒くさい。

そうは言ってられない、
もう一度Bスーパーに戻り
「季節の花束」に賭けることに

夕方の買い物客で狭いスーパーが
更に狭く感じる。
店員さんもレジ対応で忙しそうだ。

スーパーで働く方にも担当部門があり
担当外の商品はあまり分からないという人が多いのも知っている。

勇気を出して声をかける
花を知ってそうなベテランの人を選んだ
「花の事聞いていいですか?」

「「季節の花束」(とはここにある全ての花に書いてあるのだが)の中の一番右上の葉っぱだけのやつは菖蒲ですか。」

「はい。そうです。」

呆気ない幕切れだった。

戦利品を握って家に戻る

季節の花束

奥さんに見せる。
「少なくない?」

え?

風呂に入れるのにもっと必要だったみたい。

隠し味みたいな菖蒲湯になりました。

ちなみに菖蒲湯は
腰痛や神経痛に効果が期待とのこと。

冒頭に腰が痛い件を入れて伏線回収したかったです。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?