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武學

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武学に関するメモ
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#悟り

再生

正しさも病気。テンションが高いのも病気。

元氣の本当の意味を知っていますか? 元氣と聞くとハツラツとした状態をイメージされる方が多いと思うのですが、そのハツラツとした状態も病気になります。 元氣は、生まれた時の状態。 本来の状態とも言えますし、中庸とも言えます。 他には中道、中極とも言えますよね。 もっと別の言葉で表すと、差がない悟りの状態とも言えます。 正しさを利用して、他人を批判するときは、この状態から逸脱することになるので、病気ということになります。 本当に元氣なら、ぶつかりは生じません。 もし、この記事をご覧くださっている方で、SNSなどを通して情報を発信していらっしゃる方は、過去のご自身の投稿を振り返ってみてはいかがでしょうか? 他人を見下す 自分だけが気づいていると思っている 相手は気づいてないと思っている 自分は目覚めていると思っている 自分だけが特別だと思っている これらのことって、全部病気なんですよね💦 もし、本当に元氣な状態なのであれば、言葉ではなく、合気道のような面白い現象を知識や経験がなくても起こすことができます。 それができないということなのであれば、自分が元氣だと思い込んでいる証拠です。 ちなみに合気道は、自分が本当に元氣(ニュートラルな状態)なのか、自分に降りたきた情報(天の啓示やインスピレーション)が本物かどうかを確認する審神者(さにわ)の役割を取り戻すために始められたとも言われています。 ところで、僕の場合稽古が終わる時には眠くなることが多いですw 疲れたとかそういうのではなく、日向ぼっこをしていてほわ〜んとした感じでうとうととしたくなる感じ。 師匠曰く、それも正解なんだそうですw

再生

瞑想や坐禅では悟りはひらけない?

特別な使命や役割を持った人じゃないと、一人で悟りを開く事はできない。 ほとんどの人は、人と人の相対力学の中でしか悟りを開くことができません。だからこそ、人間という言葉がある。 そして悟りの状態になるためには、意識とか言葉よりも先に、まず体からスタートする。 動画の中で出てきた「天人統合禮法」がどんなものかを体験したい方は、体験会を開催していますので、ぜひ参加してみてください!

ゼロとは、脱力することではない

ゼロの状態というと、脱力するというイメージを持たれることが多いですが、実は違う。 立っている状態から歩き始めるときにアイドリング状態からエンジンをふかす感じで歩き始めると相手に悟られてしまう。 エンジンの回転数が低い状態から、ぐ〜っとエンジンの回転数が上がってくるので、その変化を感じて、悟られてしまう。 でも、立っている時も歩いている時と同じエンジンの回転数を維持したままにして、回転数を変えずにさりげなくクラッチを繋いで歩き始めると変化が伝わらないので、相手に悟られない

空(くう)について

【武学メモ】 そもそも、三蔵法師が天竺から経典を持ち帰るときに、0(ゼロ)を表す言葉がなかったので「空」という言葉を使った。 0は存在しているけど、存在していない存在。カウントダウンをしてみるとわかりますが、3,2,1ときたら最後は0となる。つまり、ない状態だけど有る状態を表している。 0を別の視点でみると、マイナスでもプラスでもない状態。差がなく、差が取れている状態だから、悟り(さとり)の状態を表している。 西遊記は八戒(八つのやってはいけないこと)と五常(五つのや

体をゼロ化(ニュートラル化)するとは

僕たちがやっている施術は、カウンターストレインという手技がベースになっています。 元々はアメリカのドクターが「鼠蹊部の激痛でまっすぐ立てない患者さんが楽な姿勢をとって自分の診察の順番を待っていたら、普通にまっすぐ立てるようになった」ことから、楽な姿勢をとるということに痛み改善のヒントがあるのかもしれないと、研究を始めたのがスタートです。 約70年ほど前に体系化され、アメリカではドクターしか学べないオステオパシーの手技の一つとして知られています。日本では40年ほど前に、オス