初めての献血でVVRを起こした話

休日することがなかったので、思い立って献血にいきました。

前々から興味はあったので、種類やフローはネットで調べてなんとなくのイメージは持ってました。体調がよいときじゃないと献血ができないと書いてあり、なかなか踏み出せなかったのですが、暇だったこともありフラッと行ってみました。(予約が推奨です)

「初めてです」と言うと受付の方はとても丁寧に対応してくださいました。献血をしたいと思った気持ちを大切にされている感じを受けて、それだけでも来てよかったなと思いました。

隣に検査の結果、献血ができない人がいましたが、案内の人が「せっかく来てくれたのにごめんなさいね。また来てくださいね」と言っていて、何回でも挑戦してもいいし、献血できないことも珍しいことじゃないなと感じました。

登録カードを記入、本人確認、タッチパネルで今日の体調の入力を済ませました。その間、無料の自動販売機で飲み物が飲み放題だったので、献血に向けて2.3杯水分補給をしました。

医師の問診を受けて血圧測定し、検査です。左右の腕を見てもらい、どちらで献血をするか決めてもらいました。右腕で検査、左腕で献血です。血液型を見てもらい、検査の結果は成分献血(血漿)です。

献血ルームに呼ばれ、脚も伸ばせる椅子(TVつき)に座りいよいよ献血です。周りにもたくさん献血中の方がいて、仲間がいる感じがして勝手に心強かったです。

アルコール、イソジンで消毒をし針がはいります。健康診断の採血は細い針でしてもらっていたので、太さと針が入っているのはすごく感じました。そのまま献血が始まりました。

携帯を触ったりTVを見たり自由に過ごしました。

途中から針がささっているところがなんとなく痛いなと感じ始めました。キュッとする感じ…でもこれが普通かどうかわからず、痛いというほどでもないような…ちょっと我慢してました。

でもいよいよこれは痛いな…と思い、看護師さんに伝えると手をグッパできるようにカイロを貸してくださり、寒かったので毛布もかけてもらいました。

しかし全然改善しません…むしろ気持ち悪さがでてきて、あれ?吐くかも…食べすぎとかじゃなくて血液抜かれてるのになぜ吐くの…?とか意味不明なことを考えてて……いよいよ本当に吐きそうになったので近くの看護師さんに「気持ち悪いです。吐きそうです。」と伝えました。

そこから看護師さんが何人かやってきて椅子の頭を下げられ、脚の位置を上げられ、「献血止めますねー」と言われ装置を止め針を抜かれました。血圧を測ってもらうと、普段標準の中の高めのわたしが低血圧くらいの血圧でした。(普段より20〜30は低かったかもしれません。最高が2桁になったのを久しぶりに見ました)

ずっと看護師さんが付き添ってくれて話しかけてくれました。症状について、緊張してたかどうか、帰りの交通など…気づいたらついたてがあり、これは異常なことが起こってたのだと思いました。身体の冷えはずっと続いてたので、ベッドから降りるまではずっと毛布をかけてもらいました。頭を下にしたら2.3分で吐き気はすぐおさまりました。

低血圧でもなく、貧血を起こしてもちょっと寝たら治るし、予防接種や採血も難なく済んでいたため、正直かなりショックでした。でも、看護師さんが「今回十分に血は取れているので安心してください」と言ってくださり、とても救われた気持ちになりました。

誰かの役に立てたらいいなと初めて献血に挑戦したものの、自分が体調不良を起こし、結局血も活かされないというのは悲しいと感じました。でも献血センターの方はまた体調のいいときに来てみてください!と言ってくださり、この言葉でまた挑戦できたらいいな、と思いました。

今回の症状はVVRといい、緊張や不安によって神経に作用し血圧がさがってしまうものみたいです。調べたところ1%の確率で起きるとでてきたため、初心者が挑戦してご迷惑をかけて申し訳ない気持ちになってしまいました。でも私の不安や申し訳ない気持ちを汲み取って「怖くなかったらまた来てね」と声をかけてくれました。

十分な血液がとれてなかったとしても、検査の結果献血自体ができてなかったとしても、今日ここに来て献血をしようと一歩を踏み出せたことが本当に良かったと思いました。体調万全にして、不安材料を取り除いてまた挑戦したいなと思いました。怖くなくなったら10回献血ができたらいいなと思ってます!

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