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乳がん体験記④~総合病院での検査~

6月29日(金)

紹介状を持参して、総合病院へ。
総合病院は、待ち時間との闘いw。

待合にある、乳がんに関する本や資料を読みあさる。
体験談の本は、これから起こることが心理面も含めて学べるけど、少し凹む。
ウィッグのパンフレットを見る。
「子どもに乳がんを伝える」重要性を書いてある冊子も読む。

う~ん、なかなかキツイ。
うちは小学生二人、保育園児一人の三人の子どもがいる。
確かに一番上の子は、幼さは残るものの、物事の理解に対しては成長を感じている。
二番目は大人びたことを言うけれど、多分、言う内容ほどはわかっていないかもしれない。ちょっと複雑なタイプなので、伝えたらどうなるのかな?
末っ子は…まだわからないだろうな~。それでも伝えた方がいいのかなぁ。


・・・いや!まだわかんないけどね!

こんな感じ。
これから向き合うかもしれない(向き合わないかもしれない)ものに向かって予習をしている感じ。

ようやく呼ばれる。

眼鏡をかけた細身の女医さん。
産婦人科でも小児科でも感じることだけど、お医者さんの多くはクールと言うかドライな印象の方が多い。
もちろんサービス業ではないし、そこに対してどうこういうつもりはないけど、今回の先生はどんなタイプかな?とやっぱり観察してしまう。

エコーを診る。
やはりクリニックと同じ所見。
「これからマンモグラフィーとエコーとCTを撮って戻ってきて、組織診をやります。帰りが遅くなるけど、大丈夫ですか?日を分けますか?」と訊かれる。

遅くなることを想定して、末っ子は早退させて、おばあちゃんにみてもらっているし、ご飯もお願いしている。
それに、仕事があるので日を分ける方が困る。

「大丈夫です。今日遅くなると思って用意していますので」と伝える。

しかし、マンモを撮った1週間後にもう一度マンモグラフィーかぁ~。
他院のものは診断で使えないんだろうな~。
しかし、初CTだな。
まさか、自分がCTをやることになるとは…。

マンモグラフィーと超音波エコー(乳腺外科でやるのと何が違うんだろう?少し疑問)は難なく終わる。
さて、CT。初めての体験だ。
造影剤の説明がある。
「点滴をするために、先生が来るのでお待ちください」と言われ、検査台の上でしばし待つ。
「お待たせしました。」と若い男性医師が来る。

この先生は、何かの先生?
点滴だけやる先生っているのかな?

疑問は聴きたくなってしまう性格。

うずうず。

支度をして、CTの機械が動き出すのを待っている時に、
「先生は、どちらの先生なんですか?CTの造影剤を担当する先生なんですか?」と訊いてみる。

「いえ、乳腺外科です。造影剤を打つのは、その科の医師がやるんですよ」と教えてもらい、疑問が解決w。
そっか、乳腺外科の先生の一人なのね。

造影剤は、全身を駆け巡る時、カーっと熱くなるような感じがするという。

実際「造影剤入りました」と言ってから、入った右手からぐわーっと何かが体の中で走り回り始める。
そのスピードに感覚が追い付けないでいると、恥骨のあたりがカーッと熱くなる感じがしてびっくりする。

「こりゃすごいな…」

看護師さんの説明の通りだな。
あと、待合室で体験者の本を読んでおいてよかった。
知らなかったらびっくりする、初めての感覚。

CTが終わった後、再び外来の待合室へ。

夕方も遅くになり、待っているのはほぼ私だけ。

再び診察に呼ばれて、組織診。
「ちょっと大きい音がしますが、びっくりして動かないでくださいね」と念を押される。
逆に「そんなに衝撃が?」とビビっていると、「こういう音ですよ」と音を鳴らしてくれる先生。

あぁ、案外大したことないじゃん。

ホッチキスみたいな音ですね。例えて言うと。

「後、胸に黒い跡が何か所か残りますけど、だんだん薄くなっていきますよ。」と言われた。(現在(8月21日)も薄くだけど残っている。あんまり気にならないけど)

何か所か、ガッチャ!ガッチャ!と音がして終了。


詳しい結果は7月13日。2週間後になった。


もう人が全然いない。
先生も毎日お疲れさまだな~。


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これを読んでくださっている方の毎日が、健康で豊かで幸せでありますように。





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