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【SELFアクション】#001 鹿児島の地域と高校をつなぐプロジェクト

平成30年の学習指導要領の改訂により、高等学校における「総合的探究の時間」の内容が見直された。この科目では、「探究の見方・考え方を働かせ、横断的・総合的な学習を行うことを通して、自己の在り方生き方を考えながら、よりよく課題を発見し解決していくための資質・能力を育成することを目指す。」という目標が設定されている。

他の科目と違って総合的探究の時間(以下、総探と略す)は、何かを体系的に学び、それを記憶しているかの科目ではない。地域における課題を地域に足を運んで自ら発見し、仲間と解決策を練り、それが効果的かを検証する極めて実践的な科目だ。文科省は、今後も続く予測不能な変化の激しい時代を生き抜くチカラを付けて欲しいと、この科目を設定した。

この科目の特性から、地域との結びつきが重要なのであるが、高等学校の先生方は3年から5年で異動がある。そのため、地域のことを知り、地域の人々と知り合いになったなという時点で転勤になる。
そこで地域と高校を結ぶ役割が必要になる。
いくつかの高校では、「魅力化コーディネータ」というポジションを置き、入学者募集や、地域連携、そしてこの総探の担当を担わせている。

オンラインで開催されたSELF合宿2021。OST(Open Space Technology)で提案された、「鹿児島の地域と高校をつなぐプロジェクト」というテーマには、そんな総探に関わっている人たちが5人集まった。その中で話されたことを合宿メンバーに共有すると、「以前、高校の教諭をしていて総探に興味がある。」「現在、自治体の仕事で高校生たちとプロジェクトをやっている。」「今、総探の相談され先として動いている。」など12名の仲間が集まった。

活動は、Facebookのグループで、各高校で行われている活動の共有や、悩んでいることの共有、そしてためになる情報の共有などを行なっている。

総探は、これまでにない分野横断的な科目なので全国の高校で苦戦している。そうした各地の仲間ともコネクションしながら、鹿児島の高校生たちの問題発見能力、問題分析能力、地域を巻き込んだワクワクした解決策の編み出しかた、などのチカラを向上させたい。

この科目は指導者側もやりながら成長するという素敵な科目である。こどもと大人の結節点であり、地域と家庭と学校の結節点でもある高校生たちと、未来を切り開くための取組みを、ガチで頑張って行こう!というのが、このプロジェクトである。

参加したい方は、FacebookのSELF Community から当プロジェクトリーダーの勝までメッセージください!

#プロジェクト紹介

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