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【SELFの本棚】#013 グリーンスローモビリティ  : 小さな低速電動車が公共交通と 地域を変える

本日のSELFの本棚の紹介は「グリーンスローモビリティ  : 小さな低速電動車が公共交通と 地域を変える 」です。(SELF編集部 小平筆)

私が3年前に日置市の端っこの方に天文館から引っ越してきて、驚いたのは常に車で移動することになったことです。そもそも最寄りのバス停からのバスが1日2便しかないので、車がなければ生きていけず、近所にもうすぐ70になる義父母が住んでいるのですが、車の免許の返納などとても言い出せません。たまに90くらいのおじいの軽自動車が20キロくらいで公道をジグザグ運転をしていて、恐怖を覚える日々です。そのうちEVで1人乗り自動運転が出来ればいいのですが、それまでの喫緊の課題として公共交通機関をどう設計するかという課題があり、この本はその参考になる導入事例が紹介されています。

国土交通省のHPではグリーンスローモビリティ(通称グリスロ)は以下のように定義されています。

グリーンスローモビリティは、時速20km未満で公道を走ることができる電動車を活用した小さな移動サービスで、その車両も含めた総称です。導入により、地域が抱える様々な交通の課題の解決や低炭素型交通の確立が期待されます。

国交相の資料の写真(引用元url)を引用しますと、下のような電動のカートやバスをイメージしていただければいいです。カートからバスまでいろんなタイプがあります。最近は宮崎市内で駅と繁華街の循環に運行しているのでお立ち寄りの際にご覧ください。

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グリーンスローモビリティの導入と活用のための手引き(環境省) より図を引用

グリスロはゆっくり、楽しく、近場に移動するサービスです。導入先ごとに目的があり、住民の移動として、観光の足として、さまざまな目的に活用できるそう。

ちなみに、この本の筆者の三重野さん(今は国交相から東大に出向中)は小平の大学の同級生なので、導入に興味ある自治体担当者はぜひ、お声がけください。

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