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【ディープ鹿児島】#014 功夫 蘭州牛肉麺

(書き手:ふるかわりさ)

天文館にある功夫 蘭州牛肉麺。中国に6年間住んでいた私にとっては「すごく懐かしい味」です。現地で味わう本物のラーメンが天文館で食べられるお店。

この日は3人で食べにいき、全員ヨーボー麺を注文しました。

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スパイシー中華カレーも人気だとのことだったのですが、やはり味わいたいのは、注文を受けてからカウンターの中で作ってくださるこの麺。

ラーメンを漢字で書くと「拉麺(発音:ラーミェン)」ですが、この「拉(ラー)」の文字は引くという意味。小麦粉を捏ねたものを、引っ張って引っ張って細い麺にするのが拉麺なので、綿棒で薄く伸ばして作る日本のラーメンとは食感がだいぶ違います。

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さらに、ここのお店では、お客さんの好みに合わせて麺の太さと形(丸、三角、平)が選べるのです。

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3人とも同じヨーボー麺だけど、全員たまたま違う形の麺を注文。そんなめんどくさいオーダーにも嫌な顔一つせず、手際良く麺を拉(ラー)していく店主。

「麺を作っているところ写真撮ってもいいですか?」にも「いいですよー!」。さらには「三角の麺ってどういうこと??」という質問にも「さっきお客さんが写真撮ったときが三角の麺作ってたんですが、伸ばす前にまず三角の形にするんですよ。それを引っ張ると断面が三角の麺になるし、丸いものを引っ張ると丸い麺になる。平たい麺は最初から平たくして伸ばします」とのこと。

形を整えて、引っ張って、半分に折って、また引っ張って、折って、引っ張ってを繰り返す。その作業を何回繰り返すかで、麺の太さが決まるというわけなのです。

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▲こちらは平麺5mm、パクチー抜き

そうそう!この味!というホッとする美味しさ。

海外旅行に行きにくい今、是非天文館で旅行気分だけでも味わってください。

功夫(カンフー) 蘭州牛肉麺
鹿児島市東千石町2−18 千綿ビル 1F
電話:080-4272-0337


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