「運を上げたかったら掃除しろ」と言う有名人や成功者が多いのはなぜか。

「運を上げたかったら掃除しろ」という人は多いです。特に有名な人や成功者に多い。

例えば、旅行代理店大手のHISで最年少取締役になった経験を持つ大野尚さんは、福岡の弱小支店を独立採算で任された時に「入口のドアガラスや、電話をピカピカに磨いた」と言っています。

投資家としてもお掃除専門家としても有名なある女性タレントはテレビで「笑う角には福来たる」をもじって「掃除せぬ角には福は来ない」という言葉を残していました。

経営不振の時期を乗り越えて順調に成長している小売大手の成城石井は、「
とにかく店内の清潔を心がけてほしい」とスタッフに周知しているそうです。

スポーツ選手のマネジメントや海外の人気パンケーキカフェの日本国内展開を手がける会社の創業者の女性の手記を読むと、「運気が悪い時は部屋の換気を」と言ってます。この部屋の換気については、有名な男性タレント占い師も言及しています。

では、なぜ掃除が運と関係があるか?

それは、掃除に前向きかどうかがメンタルのバロメーターであり、掃除をすることでメンタルが上がるからです。海外の脳と心理に関する研究者も「悲しいから泣くのではない、泣くから悲しいのだ」と喝破しています。そうです、楽しいから踊るのではなく、無理にでもケツ振って躍りゃあ人は明るくなるのです。メンタルからフィジカルに作用するのではなく、フィジカルからメンタルにアプローチする視点を多くの人は忘れてしまっています。

そしてメンタルが上がれば、非言語的にメンタルの高い人が引き寄せられて、自分にとってプラスになるような出会いが増えるからだと思います。人間はもともと動物で、古くは言葉を持たなかった生物ですから、負のオーラ全開の人は、周りが無意識に遠ざけてしまいます。

戦場では弾に撃たれて負傷して亡くなる人がいますが、衛生面が疎かな兵士ほど死亡率が高いと言います。普段の身の回りの清掃に関する態度は、自らの生死にも作用するのです。

ある大手電機メーカーの経営者は、旧経営陣による社内の不祥事の後始末に奔走していた際、帰宅後に奥様に命じられて家の雑巾掛けをしていたそうです。「でないとダンナの心が壊れてしまう」と奥様は思ったそうです。まさに掃除セラピー。

拭けよ拭けろすどこまでも。まずは福を呼び込む玄関から。



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