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今の子供たちは知らない? 公衆電話の“使い方”

ちょっと興味深いニュースがあったので紹介します。それは「子供たちに対して公衆電話の使い方教室が開かれた」というもの。TBS系のニュースサイトで取り上げられています。

こちらによると、2018年に行ったアンケート調査では公衆電話を使ったことのない小学生が77%だったとか。

最初は「うわぁ、今の子供たちってもう公衆電話がどんなものか分からないんだな」と思ったのですが、よくよく考えて残りの23%は「使ったことがある」と。むしろこっちもすごいなと思ってしまいました。テレフォンカードというものをほとんど見なくなってしまった昨今でよく使ったな、と。何か家に連絡することでもあったのでしょうかね。

しかし、ジェネレーションギャップというものがあるとしても、今の子供たちはもうこんな感じなんですね。核家族単位であれば、まだ家電を持っているところもあるとは思うのですが、もしかしたら各個人が携帯しか持っていないという家も出てくるかもしれません。そうなると、家の固定電話もよく分からないという子供が出てくる可能性も……。

「受話器を取って」
「え?受話器って何?」
「電話機から伸びたそのくるくるのコードに繋がっているその……」

なんてことを言う日がくるかもしれません。

電話機というと今の子供たちにとっては「携帯電話」こそが電話機なのでしょうね、きっと。


また、上記の体験会では「災害用伝言ダイヤル」の使い方も子供たちに体験してもらったのだとか。こっちはけっこう大事ですね。有事の際の連絡手段として、これを知っているか知っていないかでだいぶ変わってきます。しかしこの「災害用伝言ダイヤル」、何も子供たちだけでなく大人でもよく知らない方がいらっしゃるのではないでしょうか。

「名前は聞いたことあるけど、使い方は知らん」という方は多分いるのではないかと思いますね。

基本的な使い方としては、とにかく「171」へダイヤルすること。あとはよくあるガイダンスが流れるので、それに従って落ち着いて操作していけば大丈夫です。途中で連絡を取りたい方の電話番号を入力するタイミングがあるので、相手方の電話番号はあらかじめ書き出しておくか、記憶に刻むかしておく必要がありますね。

こういったことは普段使うようなものではないので、「こういう機能があるんだ」と覚えるだけでも、この体験会は有意義なものだったと思えますね。


少し前にあったKDDIでの通信障害により、今少し脚光を浴びた公衆電話。普段使われることはほとんどなくても、やはり「ある」と「ない」とでは全然違ってきます。

子供たちにもしっかりと使い方を知ってもらい、いざというときの連絡手段としてこれからも残っていってほしいですね。


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