Windows11のためにPCを新調 vol.2 ~グラボって高価なんです~
「Windows11導入のためにPCを新調した話」の続きになります。前回の記事は以下より。
パーツ選定編
今のグラフィックボードは高すぎる
パーツ選定編の続きから。PC自作といえば多くの人が気になる部分、グラフィックボードも勿論今回新規で購入します。
「ゲームが目的」であれば、一番気にするパーツ。それ以外が目的であっても、ここを雑に決めてしまう人はまずいないでしょう。ここがどうでも良いのであれば、そもそも“PC自作”なんてやらずにノートパソコンでも性能は十分でしょうからね。
今の時代、グラフィックボードの価格というのは高騰化が進んでしまいました。コロナ禍を経て半導体などのPCパーツを構成する部品が手に入りづらくなったということもあるのですが、「マイニング」と呼ばれる仮想通貨に関わる行いに性能の高いグラフィックボードが大量に買われてしまって市場に品薄になったことも大きな要因となっています。
2020年より前であれば、大体3万円も出せばそのとき出ている中で「中堅どころ」と言えるくらいのグラフィックボードが買えていました。
しかし今(2024年)、同じく「中堅どころ」のグラフィックボードを買おうとすると6万~10万くらいかかってしまいます(※1)。
※1…一応現在少しずつ価格が落ち着いてきてはいます。
こんな中で、今持っているものより少し高性能くらいのグラフィックボードを買うというのはなかなかに厳しいものがあります。とは言え、今持っているのと同性能では新規でPCを組む意味が感じられなくなってしまいます。それこそ、ただただ「Windows11を動かすため」だけに組むようなものです。
そういったことから何とかかんとかやりくりして選んだのは……。
Nvidia GeForce RTX 4060 Tiです。
今回のグラフィックボードを選んだ理由
今回のPCを作るにあたって、僕は価格を20万円以下と設定していました。OS以外全ての構成パーツを新規に購入するとしてこの価格です。これはBTOパソコン(パソコンショップで売っている組み立て済のパソコン)でいうと、だいたい21万~23万くらいに相当します。
この枠内でグラフィックボードを買うとするとRTX 4060 Tiくらいが性能などを考慮した場合ベストだったのです。
今時の高画質なゲームを楽しもうとするとちょっと物足りない性能ではありますが、最初(※vol1の記事)にも言っていたように、僕はゲーム目的ではなくクリエイティブ目的での使用用途になるので、極端に3D性能に特化する必要はなかったのです。
と言っても、全然ダメな性能でもありません。
参考までに言うと、PS5に積まれているグラフィックボードの性能と比較してもこちらの方が勝っています(※2)。
※2…PS5に積まれているグラフィックボードは、RTX 2060 SUPER~2080相当と言われています。
ま、ハイクオリティなゲームをやるときはPCではなくPS5でやるつもりでいますけどね。
クリエイティブ用途で考えても、これまで使用していたPCのものと比べたらけっこうな性能アップです。実際の使い勝手はこれからしばらく使ってからでないと分かりませんが、とりあえず今は自分のこの選択に後悔はありません。
上を見ればキリの無いグラフィックボードというパーツですが、例え少しであっても、使っていたPCより性能が良くなるというのは嬉しいものですね。
一応、この「RTX 4060 Ti」というグラフィックボードが市場価格で今どれくらいなのか、をAmazonリンクで示しておきます。僕が購入した物とは違いますが、「RTX 4060 Ti」の中では最も安価なものになります(※3)。
※3…時期、出品している店によって価格は変動します。見るタイミングによってはかなり高く(もしくは安く)表示されてしまっているかもしれません。
完成までいっきに……書こうと思っていたのですが、想定していたよりもグラフィックボード関連でいろいろと書きすぎてしまいました。今回はここまでにしておきたいと思います。
クリエイティブ目的であってもやっぱり重要なパーツであるグラフィックボード。
性能を求めたい気持ちと出せる資金とのせめぎ合い。PC自作において、この部分だけはいつも悩ましいところです。
では、続きはまた。
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