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「進撃の巨人」完結編は2部作での放送 今度こそ“ファイナル”

テレビアニメ「進撃の巨人」の完結編が前編・後編の2部作として放送、そして前編は3月3日に放送されることが発表されていました。


まず「進撃の巨人」のテレビアニメ版について知らない人に説明しておくと、今までいろいろ隠されていた謎やら何やらが一気に解明し、物語が最終的なクライマックスへと向かっていくのが「ファイナルシーズン」でした。……の、はずでした!

しかしながらこの「ファイナルシーズン」、2020年末から2021年春まで放送されたものの、その期間内では終わりませんでした。結果として「ファイナルシーズン パート2」と称して2022年1月から4月まで放送されたわけですが……やっぱりそこでも完結までいきませんでした。そして「ファイナルシーズン パート2」のラストで「ファイナルシーズン 完結編 2023年公開!」と出るという終わり方をして、このときには海外のアニメファンからも

「おいおい、“ファイナル”じゃないのかよ!」

とまで言われたものです。


しかし、ここまでアニメを見たとき僕はちょっと疑問に思うこともありました。「“完結編”と言っているけど、残りの話をどう長く作ってもアニメで5話分くらいしかないんじゃないか……?」と。

「進撃の巨人」の原作(漫画版)を最後まで読んだ方なら分かると思いますが、アニメでやっていない部分というのは残り数話分くらいしかないんです。しかしながらテレビアニメを1期分放送するのに5話くらいだけ放送して「はい、おしまい!」なんてことは通常ありえません。最低でも1クール、つまり11話か12話分くらいは放送するものです。これはどうするのかな、と思っていたのですが……。

今回の“完結編”を放送するにあたって制作会社のMAPPAから出されたツイートを見て、「ああ、そういうことだったのか」と分かりました。


このツイート(声明文のほう)を読むと、どうやら“完結編”というのはいつものように1シーズン分放送するのではなく、劇場版完結編のようなものをテレビで放送する、といったようなつもりだったようです。それなら納得。2~3時間ならテレビアニメなら約4~5話分です。ちょうど終わるでしょうね。もっともそれでも終わりきらなかったため、「前後編」での放送になったようですが。

まぁ昨今のアニメではしょうがないかもしれませんね。特にバトル系のアニメやアクション主体のものは、クオリティがひと昔前とは全然違うものになっています。「鬼滅の刃」とかもそうだったのですが、あれだけのものを作ろうとするとどうしたって時間がかかるものです。昔のアニメであればそういったところをスポンサーの要望などにより無視せざるを得ない状況だったがためにクオリティが低いままテレビアニメで流れてしまい、制作に携わった人たちも無念の思いだったことでしょう。

しかし今、一部のアニメはしっかりシーズン毎に分けて作りクオリティを保とうとしています。「進撃の巨人」もそのひとつ。“完結編”もおそらくは素晴らしい出来になっているのではないでしょうか。


後編の放送日はまだ決まっていませんが、今年(2023年)中には完結が約束されている「進撃の巨人」。まだ見てない人は無料配信なども始まるそうですので、今のうちから備えて完結編を一緒に楽しみましょう。


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