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2024年 トランジットの火星の影響

火星は、凶星ですが、太陽が基本的なエネルギーであるのに対し、何かを具体的にしようと動くときに必要なエネルギーになります。ですから、いくら太陽星座がエネルギッシュであっても、実際に動こうとすれば火星の後押しが必要です。太陽はあくまでもその人の本質というもので性格的なものだからです。
トランジット火星が自分のホロスコープのどのハウスを通過しているかを観るのと、ネイタルのどの惑星とアスペクトしているかを観ることが大切です。
ハウスの場合、1ハウスを通過するときは牡羊座の意味合い、2ハウスを通過するときは牡牛座の意味合いを考えながら観ていくとわかりやすいでしょう。

さらにアスペクトは、合か不調和座のとき、実際に動きたくなってしまうものです。(トランジットはその時の外側から働きかける状態を示す)ただ、慎重さには欠けますので失敗もしやすく、事故なども起きやすい時期です。ただし、慎重に考えながら動けばパワーをくれる惑星なので普段以上の力を発揮できます。調和座のときはエネルギーが良い意味で満ち溢れているので物事が自然とサクサク進むでしょう。
概ね、トランジット火星がネイタルの凶星と合になったり不調和座を形成するときは凶意が勝ってしまうので、要注意です。
火星は約二年ごとに、長期にわたり逆行しますので、一つの星座に居座ることが出てきます。(次は、2024年12月7日~2025年2月23日まで、獅子座5度から蟹座17度まで逆行します)
尚、火星は牡羊座がルーラーですので牡羊座にある場合は非常に強く出ます。5月2日~6月9日までの間、牡羊座にいますのでエネルギーも強いですがその分けんかっ早くなりやすかったりイライラすることも多くなります。蠍座にある時にも尾ルーラーとしての意味があります(古典占星学では冥王星が発見されるまで蠍座の守護星でした)。品位として最もいい高揚の位置は山羊座にある時ですが今年はもう1月5日~2月13日までで、私はそのあとしっかり風邪を引いて寝込みました。火星が山羊座の時期に太陽山羊座の私はかなり無理をしたようです。
品位が良くない放浪の座(ルーラーのサインと180度反対側のサイン)は天秤座と牡牛座で、この二つの星座に火星がある場合は火星のあまりよくない面が出やすいでしょう。今年は6月10日~7月21日までです。私はもともと火星が牡牛座にあるのでイライラすると確かにろくなことはないです。転落の座という最も品位が良くないのは高揚の座の180度反対側なので火星が蟹座にある場合です。今年は9月6日~11月4日までですのでこの時期は要注意です。もちろんアスペクトを加味して読む必要があるのは言うまでもありません。

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