私は、22枚の大アルカナだけを用いて、独創的なスプレッドを使ったジプシータロットという方法で占ったりもします。

これは、本場のジプシーに教わった師匠からの直伝で、直感を生かした一種の「術」的なものですが、占星学を主としているどちらかというと左脳型人間の私はこのタロットのおかげで随分右脳も活性化されました。

先日もレッスンをしていたのですが、非常に面白いことが起きたのです。

本当は答えを出さなければならないけれど、逃げたくて棚上げしていた問題を抱えた生徒さんがいて、そのことについて占ってみると、大事な場所に「死神」の正位置が出たのです。

直感的に「NO」という答えを導けたのですが、その方ご本人も実はNOと思っていて、でも、相手には強くオファーされていて断り切れなかったらどうしようと思っているため、電話がかかってきても出ないようにしていたそうです。ところがこのカードで「NO」の状況にきっとなるから!と言ったらなんとその日のレッスンの後すぐに電話があって、また逃げたかったけれど思い切って電話に出たらなんと、他の人に決まったので自動的にその方は「NO」を自ら言わずとも結果的にその問題からは逃げることができましたという報告をすぐにもらい、タロットの即効性にびっくりしました。

でも、もう一人の生徒さんは確固たる悩みもなかったので、本当に安穏としたカードの羅列で、ハッキリとした事象は導けなかったので、やはり問題が明確だったり、悩みが濃い場合はタロットはハッキリと答えをくれます。

特にこの22枚だけのジプシータロットの場合、ズバッと出るのです。

もちろんその方が割と白黒ハッキリした性格ということも手伝ってのことなのですが、それにしても占ったことがすぐに結果が出たというのはもう、あまりのタイミングの良さでした。

別の人でも、彼氏がどうも精神的に壊れているのではないかという悩みだったのですが、やはり壊れていることを示す「タワー」が出ました。

肉体的にも精神的にも最悪な状況だと思いますと伝えたらなんと、あとで聞いたらその彼、コロナにかかってダウンしていたとのこと。

タワーのカードは本当にその人がダウンしていることも示すことがありますが、時には家電が突然壊れるということが出てくることもあったりします。

もちろんそれをバッチリ当てるのは非常に難しいのですが、何となく周りのカードと不釣り合いな、不自然な出方をしている場合は非常に目立つのでやはり着目すべきです。

ジプシータロットは22枚のカードがすべて出ますので「死神」「タワー」などの凶意のカードも絶対にどこかには出ます。ただ、出る場所と周囲のカードとのバランスなどから感覚で読んでいくので、まるで気にならない場合もあります。

今回の事例はもう、あまりにもタイムリーな悩みの内容と時期が合致したので、すぐに答えが出たのでしょう。

タロットは本当に誰が繰ってもカードそのものは正しく出ます。ただ、読み方がやはりプロと素人では異なるだけなのです。

ジプシータロット、恐るべしですよ。

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