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ついに来た、、、と受け入れる。

先月末から中東・ヨルダンに旅行に行ってきました。 久しぶりに会う友人家族と語りまくり、美味しいものを食べ、砂漠も遺跡も死海リゾートも堪能して、やはり人生に旅は必要だと思った1週間。 こんな楽しみがあるから、時々叫びたくなるほど大変な途上国暮らし・仕事も頑張れるというものです。

さて、そんな旅行中にはたっぷり時間があったため、じっくり物事を考えたり、普段はできない現状分析や将来の計画を立てる良い機会にもなりました。人生後半の生き方、次の仕事のこと、その先の定住地のこと、いつリタイヤするか、親族の介護や墓のこと、などなど。その中で一つ、まあ「ついに来た」と受け入れざるを得ない事実とも向き合うことに。

45歳、いよいよ更年期が始まったようです。

開発ワーカーとして海外を数年刻みに転々とする生活になって20年。 2~3年ごとに転職と在住国を変えて、実力主義の国際機関で「次の仕事」を得られるように結果を出して、キャリアアップをしてきました。 おかげさまで基本フリーランスの専門職の割には仕事探しに一度も困ることも無く、いつも興味深い国で面白い仕事をさせていただけるようになりましたが、その代償もなかったわけではありません。

私の場合は、自分のリプロダクティブヘルスをないがしろにしてキャリアを積んできた20年でした。新しい国に赴任したら、仕事と生活に慣れるまでの数カ月~半年ほどは、強いストレスで生理が止まるのも当たり前だと思って受け入れてました。長距離出張の多い仕事をしていた時には、時差ぼけとともに生理のサイクルも狂いっぱなし。30代になっても生理不順だなんて、まあそりゃあ不妊治療をしても成功しないわけです。(その頃の主治医には、私の最大の不妊治療は仕事を辞めることじゃないかとよく言われていました。)

そして、40代も折り返し、3歳年上の姉が更年期でホットフラッシュに困っていると話しているのを聞いていたのが昨年末のこと。 そうしたら、今年に入ってからの繁忙期には、私も23日間という超長期間の生理で、とうとうこれが更年期障害か、と受け入れなければならない状態になってきました。まだめまいやホットフラッシュの他症状はありませんが、あれこれもやもやしているのは離任前の仕事ストレスではなくて更年期のせいなのかも。途上国ではホルモンレベルを調べてくれるような婦人科も身近に無いので確定診断もできませんが、もう諦めて事実を受入れ、できるだけ症状が軽く済むように規則正しい(個人比)生活とザクロ茶でこれからの数年を乗り切っていければ、と思うこの頃です。

最近は更年期になったぐらいで女を終わりにするわけでもないようですが、ま、更年期になったら身体が恋愛モードから脱落していくのも事実ですね。(苦笑) これから老化していく自分の身体とうまくつきあいつつ、いつまでも新しいことに挑戦したりワクワクできる若い精神をどう保っていくか、人生の新しいステージに入ったと思って変化を楽しまなくては。

ということで、周囲の皆さま、私がきーっっとなっていたら、「更年期だから仕方ないか」と諦めておつきあいくださいませ。