虚しい❗

 本日25日都内でおこなわれた埼玉西武ライオンズV2報告・トークショーに参加した平井克典投手がCS前に右足太もも裏を肉離れしていた事を打ち明けた。
 本人は否定していたが果たしてCSでの彼の成績は2試合で0勝1敗、防御率13.50とレギュラーシーズンの働きとは程遠いものだった。
 だがシーズン終盤の彼の失速ぶりからこうなるのでは?という予想はある程度ファンの方ならできたのではないだろうか?
 今季、彼はそれこそ部員が少ない弱小高校よろしくばりのフル稼働でシーズン当初は勝ち試合、負け試合関係なく連日の出勤だった。その結果として稲尾和久氏の持つシーズン78試合登板を上回る81試合登板を成し遂げた。
 辻監督もそのトークショーで奥さまから休ませたら、と言われたそうだが、彼は間隔を空けてしまうと逆に良くない、3日空けると必ず打たれる、何としても記録を達成させたかった、勲章ですよ、と述べたらしい。
 この言葉を聞いて私は何か虚しさみたいなものを感じた。監督の選手に一生に一度(と言っても過言ではない)の記録を達成させたい親心、と言えば聞こえはいいがその代償としてもし肉離れがおきていたのだとしたらその記録達成も素直におめでとう、と言えない。
オールスター後の彼の成績は防御率5,88とボロボロの状況だった。Twitter上でやりとりをさせてもらっているsinndarさんやtthgさんとも1度下に落とした方がいい、彼は気持ちで投げるので下に落とされたら気持ちが切れる、色々な議論をさせていただいた。しかし私たちの目の前に突きつけられた現実が記録達成と引き換えのこれでは私のツイートも大袈裟な表現ではないと思う。
 本当に虚しいニュースだ。

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